こんにちは、いぬさいとです。
チワワの頭の形は丸くて本当に可愛らしいですよね。しかし、あの魅力的な頭の形には、メリットよりもデメリットの方が多いという事は知っていましたか?
今回はチワワの「アップルヘッド」の特徴について詳しく解説していきたいと思います。
アップルヘッドとは
アップルヘッドとは、いわゆるリンゴのような形をした頭の事です。
現在日本で飼われているチワワの多くはこのアップルヘッドと呼ばれる形をしています。
他の犬種と比べてもかなり特徴的な頭の形ですが、このアップルヘッドの見た目を好みチワワを飼うと決断した方も多いのではないでしょうか?
アップルヘッドは犬の中でもかなりレアな骨格で、ドーム型の頭蓋骨は良い意味でも悪い意味でも犬に見えない顔の形をしています。
ドームヘッドやりんご頭とも呼ばれる事があるそうですが、なんだか猫やねずみやパンダの赤ちゃんのような印象を受けます。
チワワの頭の形をアップルヘッドと呼ぶのは親しみを込めて、愛称で呼ぶ事も多いですが、実はこのアップルヘッドは良い事ばかりではないのです。
アップルヘッドのチワワの特徴
アップルヘッドの特徴として、見た目がマスコットのようで本当に可愛らしく、これがチワワの魅力の一つと言えるのも事実ですが、実は他の犬種と比べて水頭症になりやすいというデメリットがあります。
その独特な形のアップルヘッドは先天性の病気にかかりやすく、チワワは産まれた瞬間から既にリスクを抱えていると言えるでしょう。
そしてたとえ先天性の水頭症にならなかったとしても後天性の腫瘍や炎症などから水頭症にかかってしまう可能性も上がってしまいます。
これは、チワワが飼いやすいよう、人工的に交配させて小型化させられた歴史による影響からという説が有力です。
人間の手によって飼われる為の犬として産まれたチワワは、本来自然界では絶滅するはずの犬種なのかもしれませんね。
頭の形で水頭症になる?
なぜ、チワワのアップルヘッドは水頭症になりやすいのかと言うと、本来閉じているはずの頭頂部の大泉門と呼ばれる部位が開いてしまう事が原因のようです。
とは言っても、先天性の水頭症があるかどうかは、かなり大がかりな検査が必要になるので、かかる費用も高額となってしまいます。
チワワの出産前に検査をするかしないかは飼い主さんの判断によりますが、一般的には検査をする事自体が完全に浸透していないと感じます。
これでは、本当に運によってチワワの運命が決まってしまうのではないかと思いがちですが、水頭症になってしまったからと言って、必ずしも危険だという訳ではありません。
水頭症の症状の重さには個人差ならぬ個犬差がありますので何とも言えない所ですが、少なくともしっかりと治療を続けて生活をすれば、病気を抱えていないチワワと同じように生活できるというケースもあります。
では、具体的にどんな治療が必要になるのか解説していきます。
水頭症の治療法
水頭症の治療についてですが、まず早めに診断を受ける事が最も重要になります。
治療がうまくいくかどうかは、水頭症の進み具合にもよりますが、基本的に時間が経てばたつほど進行してしまう病気なので、治療は早いに越したことはありません。
具体的な治療法は、薬による内科治療と手術をする外科治療に分けられます。
治療と言えどもどちらも、簡単に治る水頭症が治るという事はありません。
完治は難しく、再発する事もありますが、飼い主としての責任でもあるので全力を尽くしてチワワの幸せを願っていきましょう。
アップルヘッドはでかいほど良い?
チワワを飼育しているブリーダーの中には、アップルヘッドの幅がでかいほど良いという方もいますが、個人的に大きすぎる頭はチワワにとって良くないかと思います。
というのも、チワワは頭の大きさによって健全性が変わってくるので、アップルヘッドの名の通り、りんごの形に近ければ近いほど元気に過ごせる可能性が高まるという考えがあるからです。
これは、信憑性の高いデータがある訳ではありませんが、もしチワワの可愛さを求めて大きな頭が良しとするくらいなら、少しでもリスクを減らせるようにアップルヘッドの幅は丸い形のチワワが良いとするべきです。
また、外見的な違いに関しては頭の大きさだけでなく、チワワの毛質によって印象が随分変わります。
短毛と長毛の違いをよく把握しておいた方が良いです。
下の記事では短毛のチワワと長毛のチワワの特徴を解説しているのでご覧になってみて下さい。↓
まとめ
いかがでしたか?
チワワのアップルヘッドについてでしたが、見た目的には可愛いので、この頭の形を好む飼い主さんは多いかと思いますが、
リスクがあるという事もあしっかりと認識しておいて下さいね。
もしも水頭症の診断がされた場合には、治療を続ける事で元気に過ごせる可能性もあるので、飼い主さんはしっかりと責任を果たしましょう。
以上、いぬさいとでした。