通常の柴犬よりも小さい柴犬として人気の高い豆柴ですが、豆柴よりもさらに小さい柴犬がいるという事は知っていましたか?
今回は、豆柴より小さい柴犬の種類について解説していきます
豆柴より小さい柴犬とは
豆柴より小さい柴犬とは一体どんな犬種なのか?という話ですが、 厳密に言うと豆柴と明確な違いはありません。
特に他の血が混じっているミックス犬という訳でもありませんし 、大きさ以外の外見的な特徴の違いや性格の違いもありません。
つまり、「豆柴より小さい柴犬」というのはなるべく小さい個体の柴犬を作り出そうと、ブリーダーが小さい柴犬同士を交配させて、小型化が進んだ結果であると言えるでしょう。
そして、それらの犬種はブリーダーや販売業者が豆柴と差別化するために名付けた犬種名であることから、公式な犬種としては認定されていません。
なので正確に言えば「豆柴より小さい柴犬」というのはそもそも存在していないと言えます。
ただ、「なるべく小さい柴犬が欲しい!」と思っている方にとってみれば選ぶのに最適な柴犬(豆柴)と言えるので、なるべく種類を知っておきましょう。
豆柴より小さい柴犬の種類
豆柴より小さい柴犬の種類は具体的にいくつあるのか?という話ですが、結論から言うと大きく分けて2種類います。
ブリーダーによって付けられている名前は異なりますが、一般的に言われているのは子豆柴と極小豆柴です。
順番的には小豆柴が一番小さく、次に極小豆柴が小さい柴犬と言われていますね。。
柴犬の種類を大きさによって順番に並べると
小豆柴 く 極小豆柴 く 豆柴 く 柴犬
の順に大きくなっていきます。
なぜ極小の方が大きい柴犬なのかと言うと、「小豆」と書いて「あずき」と読むからです。
豆の中でも最小という事なのでしょう。
ややこしいですね。
小豆柴
小豆柴の郷行きました~
かわいい、癒される pic.twitter.com/9ntvT9VWq5— キョンα (@4170kyogmailco1) January 16, 2019
ここからは、それぞれの特徴について解説していきます。
小豆柴(あずきしば)は最も小さい柴犬の種類として知られており、なるべく小さい極小豆柴の交配を繰り返すことで生まれた犬種です。
体高や体重だけでなく骨格そのものが小さいので、成犬になっても子犬のような姿をしています。
「一番小さい柴犬を飼いたい!」と思っている方にはうってつけの犬種と言えますが、ペットショップで見つけるのはなかなか難しいと思います。
ちなみに何キロ以下が小豆柴で、何キロ以上が極小豆柴という基準はないので、 極小豆柴並みの大きさでも、小豆柴や豆柴として売られている事もあります。
詳しくは下の記事で解説しているのでご覧になってみてください。↓
極小豆柴
かわいいは正義。極小豆柴。 pic.twitter.com/O4bkylD1NR
— 長沢智治 – 通りすがりのエバンジェリスト・アドバイザー (@tnagasawa) September 22, 2016
極小豆柴(ごくしょうまめしば)は、小豆柴(あずきしば)よりも若干大きい柴犬の種類となっています。
先ほども話した通り、極子豆柴というのは正式に認定された犬種名ではないので、ブリーダーや販売業者が勝手に名付けた犬種名になります。
ここら辺の認識の違いでトラブルが多いのですが、豆柴の子犬を極小豆柴と称して販売しているケースもあるので非常にややこしいです。
中には漢字の違いで、小豆柴と子豆柴で分けている事もありますが、分けていない事もあるというなんとも言えない犬ですね。
豆柴をさらに小型化して販売しているのが子豆柴なのか、豆柴の子犬の時期を子豆柴と呼ぶのかは意見が分かれる所でもありますが、
小さい柴犬の種類を買う場合は、ペットショップの店員やブリーダーにきちんと確認を取ってからにしましょう。
豆柴
ママかわいそうで涙が出そう…😢#柴犬 #豆柴 #極小豆柴 #黒柴 #shibainu pic.twitter.com/9TIQI95FcM
— きすけ//豆柴 (@shi_kisuke_ba) April 7, 2019
一時期ブームとなった豆柴は、柴犬の種類に詳しくないという方でもそこそこ知っているのではないでしょうか?
小さい柴犬と言うと、可愛らしいな見た目から華奢でおとなしいイメージがありますが、実は意外と乱暴だったりします。
ブームをきっかけに多くの人が飼い始めましたが、性格に関しては柴犬との違いはほとんど無い為、しつけ方を誤り、噛み癖や吠え癖で悩まされたという声も多いですね。
小さい柴犬といえども、本能的には立派な狩猟犬なので適切なしつけをしないと扱うのが難しい成犬に成長してしまう可能性もあります。
柴犬
昔から日本で飼われていた柴犬は、日本人にとって最も馴染みの深い犬種と言えるのではないでしょうか?
室外でも飼いやすいということで今でも人気の高い犬種ですが、豆柴の元となった犬種でありながらサイズは結構大きめです。
散歩もそれなりの回数が必要なことから、簡単に飼える犬種とは言えないでしょう。
それから、柴犬の性格は凶暴で気性が荒いと言われていいます。
詳しくは下の記事で解説しているのでご覧になってみてください↓
違いは?
豆柴より小さい柴犬の違いは何なのか?という話ですが、結局は遺伝によって柴犬の小型化を意図的に進めただけなので、細かい違いはありません。
性格や顔つきには特に違いはありませんし、サイズに関しても線引きはされていません。
たとえ「豆柴より小さい柴犬が欲しい!」と思っていても、豆柴を小豆柴として販売していたり、小さな子犬を極小豆柴として販売している可能性もあるので、なかなか判断が難しいのが現状です。
悪質なブリーダーの場合は、意図的に騙して販売していることもあるので話を鵜呑みにするのは危険かもしれませんね。
また、柴犬を小型化していく為には大前提として、犬が健康面で安定しているということが重要となります。
小型化を急いで無理のある交配を繰り返しているブリーダーは、犬の体のことを考えていない可能性もありますのでブリーダーポリシーなどをよく確認してから、豆柴より小さい柴犬を買うのがおすすめです。
まとめ
ここからはまとめです。
豆柴より小さい柴犬は、極小豆柴と小豆柴の2種類になりますが、場合によっては豆柴の子犬を子豆柴と呼ぶこともあるので注意が必要です。
それぞれの犬種の違いは、体重などで明確な線引きをされていることはないので、ブリーダーが勝手に名付けているだけの犬種名となっています。
「豆柴より小さい柴犬が欲しい!」と思っている方は、事前に確認してブリーダーポリシーなども理解しつつ慎重に選ぶようにしましょう。
以上、いぬさいとでした。