こんにちは、いぬさいとです。
チワワのマズルは短い方が可愛いと思っている方も多いですが、チワワの健康面の事を考えるとマズルは長い方が良いとされています。
今回はチワワのマズルが短いと、どのようなデメリットがあるのかを解説していきます。
もくじ
マズルが短いチワワとは
そもそもマズルって何なの?と疑問を感じる方もいるかと思うので、解説をしていきます。
マズルとは、鼻の先端の部分から鼻(口)の根本の部分までを差します。
人間は口と鼻が分離していますので分かりやすいですが、チワワは鼻の位置と口の位置が混同していますので、それらを一括りにしたものをマズルと呼びます。
このマズル(鼻)は短ければ短いほどチワワの顔が可愛いとされていますが、実際は好みに寄るので人によってはマズルの長いチワワの方が可愛いという方も結構いますね。
一般的にマズルが短い犬種の事を短頭種と呼びます。
あまり知られてはいませんが、チワワもこの短頭種に属しています。
マズルが短いチワワの特徴
それでは、マズルが短いチワワの特徴を紹介していきたいと思います。
顔つきが平ら
マズルの短いチワワは、横から顔を見た時に鼻の凹凸が少ないので、より平らに見えます。
このペチャっとしたチワワの顔つきはチワワ好きの人からしたら、嬉しい特徴とも言えますね。
マスコット的な可愛さは感じられるものの、人によっては品が無いとも捉えられるので好みにも寄りますが、チワワという犬種の代表的な特徴とも言えます。
ちなみにテレビや雑誌でよく出ているチワワは、マズルの短い顔つきの子が選ばれる事の方が多い気がしますね。
嗅覚が弱い
マズルの短いチワワは、その分鼻の穴の大きさも小さい為、嗅覚が劣っていると言われています。
ただ、ここで言う嗅覚とは、本来チワワが最大限発揮できる嗅覚の事を差しているので、劣っていると言ってもチワワが日常生活で支障をきたすレベルではありません。
犬は視覚よりも嗅覚に頼って生活をしていますが、マズルの短いチワワでもそこらへんは問題なく機能しているようです。
しわが出来る
チワワはマズルが短いと鼻周辺の皮膚が余ってたるんだ状態になります。
この皮膚の余りはしわになって常にぶら下がった状態で維持されているので、しわの隙間に汚れが溜まってしまいがちですね。
マズルの短いチワワは定期的に顔のお手入れもしないと、その分顔が不衛生になりやすいという特徴があります。
もし飼う際にはこまめに顔を拭いてあげる事を心掛けましょう。
鼻が短いデメリット
ここからは、チワワのマズル(鼻)が短いとどのようなデメリットがあるのか解説していきます。
呼吸器官が弱い
マズルが短いと、チワワは呼吸器系の器官が弱くなる傾向があります。
そもそもチワワという犬種は呼吸器系が弱く気管支の病気になりやすいですが、マズルが短いと、より気管支にダメージを与えやすい構造となります。
ホコリや菌を消滅させる粘膜の面積が小さいと、それらの侵入を奥まで許してしまう為、風邪や病気の予防が重要となります。
歯並びが悪くなる
マズルが短いチワワやマズルの面積が小さいチワワは、上あごと下あごのバランスが悪い為、歯並びも悪くなる傾向があります。
歯並びが悪いと口腔内疾患などを発症しやすくなるので、健康面ではマズルの長いチワワより優れていないという事になりますね。
熱射病になりやすい
マズルの短いチワワは、呼吸がしにくくなるので、ハアハアと息をする回数も少なくなりがちです。
犬は基本的に口から息を吐く事で体温調節をしますが、
息をするの回数が減るという事は、それだけ夏の暑い時期には熱中症や熱射病になりやすいという特徴があるという事です。
マズルは短い方が良い?
ここまで、マズルの短いチワワのデメリットを解説してきましたが、飼いやすさの違いや病気になりやすいかどうかは、チワワによって変わってくるので一概に
「マズルが短いチワワの方が良い」とは言えません。
ただ、飼い主として重要なのは、マズルの短いチワワとマズルの長いチワワ、両方の特徴を把握しておく事だと思います。
下の記事では、さらに詳しくマズルの長さによるチワワの外見の違いや、鳴き声の大きさなどを解説しているので参考にして下さい。↓
まとめ
いかがでしたか?
マズルの短いチワワには様々なデメリットがありますが、飼い主の方がチワワの過ごしている環境をうまく調整してあげれば問題はありません。
ただマズル(鼻)の長さは顔つきだけではなく健康面でも大きな影響を与えているという事は知っておいてくださいね。
以上、いぬさいとでした。