耳が大きくて、愛嬌のある姿がとても可愛いパピヨンですが、実は2種類のタイプがいるということを知っていましたか?
今回は、パピヨンのファーレンという種類について詳しく解説していきます。
パピヨンのファーレンとは?
ファーレンのパピヨンは通常のパピヨンとは違い、垂れ耳になっています。
通常のパピヨンは、耳が大きく横方向に広がっており、まるで孔雀の羽ようになっているかと思いますが、ファーレンのパピヨンは長い耳が下方向に垂れ下がっています。
犬のパピヨンはフランス語の蝶が由来だけど、その中でも垂れ耳のパピヨンはファーレン(フランス語の蛾)って呼んで区別することもあるよというまてんろ関係ない豆知識 うちのパピヨンはファーレン pic.twitter.com/NWSEaR5rUD
— さ (@smzmsame) April 3, 2019
なんだか、パピヨンらしくない!と思う方も多いかと思いますが、実はこの姿のパピヨンこそ、パピヨンの元祖とも言える種類になっています。
今でこそパピヨンといえば、耳を大きく広げている姿を想像する人が多いかと思いますが、元々はパピヨンといえばファーレンのパピヨンのことを指すのが一般的だったそうです。
ちなみにファーレンの事はファレーヌとも呼び、ツイートにもある通り耳を蛾の形に比喩しています。
通常のパピヨンが蝶でファーレンが蛾と言うと、なんだかかわいそうに思いますがファーレンのパピヨンだからこそ感じられる魅力もあると思います。
垂れ耳は珍しい!
一部ではファンの多いファーレンのパピヨンですが、現在日本ではファーレンのパピヨンを見つけるのは、なかなか難しいと言われています。
というのも、パピヨンの人気が上がったのは、あの特徴的な耳が受けたからであってファーレンのパピヨンはそもそも需要が低いようです。
海外では垂れ耳のパピヨンも結構多いようですが、日本では珍しいので本気で「飼いたい!」と思ったとしても、見つけるのに手間がかかるかもしれませんね。
ファーレンの特徴
ファーレンのパピヨンは、通常のパピヨンより耳が大きいと言われています。
成長の過程で耳が大きくなりすぎてしまったパピヨンは、徐々に耳が垂れ下がってきてファーレンとなると言われています。
また耳が薄いと、それだけ耳が垂れ下がる可能性が高くなり、ブリーダーからは失敗扱いされてしまうかわいそうな一面もあります。
厄介なのは、パピヨンがファーレンになるかどうかは、成犬になるまで分からないということです。
子犬のパピヨンの段階では、耳がまだ成長途中のため、今後薄くなるか大きくなるかはブリーダーでも予想できないらしいです。
遺伝の関係もあるのかと思いきや、ファーレン同士の子を掛け合わせてもファーレンの子が生まれるわけではありませんし、立ち耳のパピヨン同士を掛け合わせてもファーレンが生まれる事もあるそうです。
また、通常のパピヨンとファーレンのパピヨンの中間に位置するような、垂れ耳とも立ち耳とも言えない子が生まれることもあります。
理想と違った姿に成長すると、がっかりする方もいるかもしれませんが、どのような耳に成長していくのか楽しみにしておくのも、パピヨンを飼う楽しさの一つだと思います。
パピヨンはどっちが可愛い?
ファーレンのパピヨンと通常のパピヨンは、どちらが可愛いのか?という話ですが、これは完全に好みによるとしか言えません。
立ち耳のパピヨンの方が人気で需要が高いというのはありますが、だからこそレア度の高いファーレンのパピヨンが欲しいという方も多いですね 。
雰囲気で言えば、ファーレンの方がおしとやかなイメージが強いですが、耳の形によって性格が変わるということはありませんので、完全に見た目で好みの違いが別れて来るかと思います。
個人的には、ファーレンのパピヨンの方がパピヨンらしさは無いですが、性格が良さそうに見えて可愛らしく見えます。
まあ元気っ子でイタズラ好きのような顔つきの犬が好きという方もいるので、何とも言えませんけどね。
ファーレンのパピヨンを飼う方法
ファーレンのパピヨンを飼う方法ですが、ペットショップなどでは探すのが難しいため、パピヨンを扱っているブリーダーの方から直接購入するのが良いと思います。
ペットショップですと、需要の高い立ち耳のパピヨンを扱っているところが多いため、探すのに苦労するかと思います。
しかしブリーダーでしたら様々なパピヨンを掛け合わせ、垂れ耳のパピヨンは売れ残りやすいので比較的見つけやすくなっているかと思います。
ただし、先ほども話した通りパピヨンは完全に成犬に成長するまでは、ファーレンになるかは分からないので確実に入手する方法はないと言えるでしょう。
まとめ
ここからはまとめです。
パピヨンは垂れ耳と立ち耳の2種類があり、ファーレンのパピヨンは比較的レアで、需要が低いパピヨンとなります。
ファーレンになってしまう原因は、通常より耳が大きく育ち過ぎてしまったり、耳が薄くて垂れ下がってしまうからです。
別に、体調が悪かったり骨格に異常があるということでは無いので、どちらのパピヨンが買いたいかは完全に好みになります。
ただし、ペットショップではファーレンのパピヨン扱っていることは少ないため、ブリーダーから直接購入するのが良いかと思います。
確実にファーレンになるパピヨンを飼うことは難しいですが、耳の大きい子を選ぶと良いかと思います。
以上、いぬさいとでした。