こんにちは、いぬさいとです。
犬を飼うのに必須なアイテムとも言える首輪ですが、ポメラニアンに関しては絶対に首に着けてはいけません。
今回はポメラニアンに首輪を付けてはいけない理由と、リードをハーネスに着けた方が良い理由を詳しく解説していきます。
もくじ
ポメラニアンに首輪はダメ!
首輪は犬を散歩させる際やしつけを行う際には必須のアイテムとして知られていますが、ことポメラニアンに限っては、首輪は使用しない方が良いと断言できます。
しかし困った事に「犬と言えば首輪を着けるもの」という先入観を持ってしまっている方は非常に多いです。
実際は犬種によって、首輪がNGな事もあるので、この記事を一応確認したあなたはエラいです。
たまに、何も調べた事がない無知な飼い主がポメラニアンにも首輪を着けている事がありますが、正直だいぶ危険なので辞めた方が良いですね。
そういう犬の世話に鈍感な飼い主を見ると、「ポメラニアンの事ちゃんと調べてますか?」とつい声をかけたくなってしまいます。
トラブルは嫌なので実際に話しかける事はありませんが、純粋にそんな飼い主の元にいるポメラニアンがかわいそうになってしまいますね。
それでは、なぜポメラニアンに首輪を着けてはダメなのか、その理由を解説していきたいと思います。
気管支が弱い
ポメラニアンは他の超小型犬と比べても、気管支が狭く呼吸器官が弱いです。
性格は元気な子が多いとされていますが、体の構造は少しもろいのがポメラニアンの特徴です。
そんな気管支の弱いポメラニアンが、ダイレクトに衝撃が加わる首輪を着けてしまうと、必要以上に苦しい思いをしてしまいます。
散歩の好きな犬は首輪が大好きになるのが普通なのですが、ポメラニアンに限っては
「首輪=苦しいもの」という認識をしてしまう可能性もあるのでしつけにも悪影響を与えますね。
一度や二度の首輪の使用であれば問題は無いのかもしれませんが、日常的に首輪をポメラニアンに着けて毎日散歩などをしていると首や気管にも負担がかかります。
首輪そのものにストレスを感じてしまうと普段は温厚なポメラニアンでも噛んだり引っ掻いたりなどの事故に繋がる原因になりかねません。
頭が小さい
ポメラニアンは他の犬種に比べて骨細で頭も小さいです。
つまり、首だけにしか負けない首輪だと抜ける可能性があるという事です。
「そんな事あるか!」と思う方もいるかもしれませんが、前述した通りポメラニアンの気管支は弱いので体に負担を掛けない為にも首輪を着ける際には緩めに締めなくてはなりません。
それでも、何もせずに簡単に抜けるという事は無いかもしれませんが、散歩中に何かをきっかけにしてリードを引っ張った瞬間、
スルッと首輪が抜けて猛スピードで逃げてしまうという事も考えられるので、頭が小さいのに首輪を緩めに着けなくてはいけないポメラニアンには、そもそも首輪は適していないという事です。
ポメラニアンにはハーネス
ポメラニアンには首輪は適さないのであれば、どうすれば良いのかという話ですが、単純にハーネスを首輪代わりに使えば良いだけです。
知らない方の為に説明するとハーネスというのは胴輪とも呼ばれ、犬の前足を境に胸とお腹で固定する紐の事です。
痛みを与えないように設計されている分、一般的に犬のしつけはハーネスよりも首輪の方が適していると言われていますが、ポメラニアンには苦しい首輪で衝撃を与えてしまうと、飼い主の事を怖がる原因にもなりますし、トラウマにもなりがちです。
ハーネスでもしつけをするのは十分可能なので、散歩やお出かけの時には首輪ではなくハーネスを使用しましょう。
ただ、首輪と違いハーネスは自身で噛む事が出来るので常時着けておく事はできません。
噛み癖のあるポメラニアンに関しては散歩が終わった後に必ず外してあげて下さい。
まあ、そもそもポメラニアンに首輪を常に着けておく事もおすすめはできないですが・・・
ハーネスにリードを付けて!
ポメラニアンにリード(手で持つ紐)を着ける際には、ハーネスにリードを着ける事になります。
ハーネスならば犬が逃げるという事はありませんが、ポメラニアンは全く苦い思いをしないので、飼い主の事を首輪よりも引っ張ってしまうという事が考えられます。
しかしポメラニアンは所詮、超小型犬で体重もそこまで無いはずですから動きをコントロール出来なくなる事は無いかと思います。
ハーネスにリードを着けると引っ張り癖が付くとも言われていますが、ポメラニアンが引っ張る度にリードをクイッと引っ張って、痛くない程度の軽い衝撃を与えてあげれば、次第に学習して引っ張る事も無くなるかと思います。
おすすめのハーネス
じゃあ結局どんなハーネスがポメラニアンに良いのか?という話ですが、
呼吸器官にダメージを与えない、肩を通すタイプのハーネスをおすすめします。
なおかつ「可愛い」のと「おしゃれ」なのを重視してポメラニアンにおすすめのハーネスをいくつか選出したので紹介していきます。
↑こちらはASHUのウェアハーネスと呼ばれる洋服のように着せられるタイプのハーネスになります。
機能性、デザイン性共に抜群でポメラニアンのスタイルにも良く合う、本当におしゃれで可愛いハーネスですね。
ただ、個人的にハーネスにしては正直値段が高すぎると思うので、おすすめではありますが少し悩みどころではあります。
私と同じように「もう少し安いハーネスがいいな」と感じた方は下のハーネスをおすすめします。
↑こちらはデニムタイプのおしゃれなハーネスです。値段も手ごろで機能性も良く、カジュアルな見た目がポメラニアンの良さを引き出してくれますね。
着脱も簡単なので小型犬や超小型犬の散歩をする際にはぴったりです。
デザイン的にも私が一番好きなハーネスですね。
「もう少し可愛い見た目のハーネスが良いな」と感じた方には↑こちらのハーネスもおすすめです。
ワンポイントの足跡が可愛いですね。
素材もこの値段にしては柔らかい方だと思います。
↑こちらはドット柄のフリルタイプのハーネスですね。
まるでスカートのようなヒラヒラが女の子のポメラニアンによく似合いそうです。
(あえて男の子に着せるというのもアリっちゃアリです。)
ハーネスが抜ける場合
ハーネスが抜けるという事は稀ですが、もしポメラニアンの首から抜けてしまう場合には、サイズが合っていない可能性があります。
小型犬や超小型犬のサイズならば、ほとんどのポメラニアンは使用できるかと思いますが、場合によっては小さすぎたり大きすぎたりという事も考えられるので注意しましょう。
また、ハーネスはマジックテープなどで自分でサイズ調節が出来るようにもなっているので、首元が苦しくならないように、なおかつ抜ける事のないようしっかりとサイズ調節をしてください。
それから、100円ショップやホームセンターに売っている安いハーネスの中には、生地が緩かったり、破れやすかったりなど、安全性に乏しい物も多いので注意してください。
おすすめのリード
リードはハーネスを購入した際に付属してくるものも多いですが、個人的に別売りの伸縮リードを購入しておくのをおすすめしています。
知らない方の為に説明すると、伸縮リードとは↑こんな感じの自動巻き尺みたいにリードの長さ調節が出来る紐の事を言います。
普通のリードと違い、広めの道路では長くしたり車の通る道路では短くしたりなど、その時の状況によって臨機応変に対応できるのが便利ですね。
一番の利点は、公園などでポメラニアンを遊ばせたい時に、紐をおもいきり長くして解放出来る事ですね。
普通のリードだと公園でも持ってなくちゃいけないし、せっかく広いのに散歩と同じような範囲しか移動できないのも不便です。
たまに首輪やハーネスを着けずにボール遊びをしている飼い主さんもいますが、他のワンちゃんや他人の遊んでいるおもちゃやボールに反応してしまう可能性もあるのでやめた方が良いです。
伸縮リードは持ってさえいれば、最悪脱走しようとしても止める事ができますからね。
上のはピンク色のものですが他の色の伸縮リードもあります。
リードを嫌がる場合
ポメラニアンがリードを嫌がるのは、足でまたいでお腹に食い込む事があるからかもしれません。
散歩中についポメラニアンから目を離して歩いていると、リードがお腹に接触してしまう事もよくあります。
なるべくリードはたるませないようにして犬がまたがないように持ってあげると良いですね。
リードを噛む原因
ポメラニアンがリードを噛むのは、興奮してじゃれているのかストレスのどちらかが多いです。
散歩中にリードを噛むのは、外を歩けるという喜びから興奮してじゃれている事が多いですが、室内でリードを噛むのは、ストレスが原因かもしれません。
ただ、歯の生え初めは痒くて固い物を噛む事も良くあるので一概には言えませんね。
偶然、自分の匂いが付いているリードがお気に入りになっているだけかもしれませんし、散歩がしたいというメッセージの可能性もあります。
ポメラニアンがどのような環境でリードを噛むのかによって、その意味は変わってくるので飼い主の方は注意して観察してあげてください。
まとめ
ポメラニアンに首輪をつけてしまうと、首に負担をかけるリスクがあるのでやめた方が良いです。
特に子犬や老犬だとまだ体が未熟なので、気管にダメージを受ける可能性もあります。
そもそもポメラニアンは頭が小さい犬種なので首輪も抜ける事があります。
出来ればリードはハーネスに付けてお散歩や旅行に行きましょう。
以上、いぬさいとでした。