あなたはティーカッププードルの事をどう思いますか?
プードルの仲間?小さくて可愛い犬種?
テレビや雑誌で見たことがあるだけの人はその程度の認識しか無いかもしれませんが、その実態はペット業界のとんでもない闇が潜んでいるのです。
ティーカッププードルの作り方
ティーカッププードルはテレビ番組や雑誌などで紹介されて以来、人気が爆発的に広まり一時期ブームとなりましたが、ティーカッププードルの作り方は他の犬種とは少し違います。
そもそもティーカッププードルという犬種は元々存在しません。
人によってはティーカッププードルの作り方を、ティーカッププードル同士の掛け合わせで同じティーカッププードルの子犬が産まれてくると勘違いしている方も多いですが、
実はティーカッププードルはトイプードルの未熟児に過ぎません。
ペット業界は小さくて可愛いトイプードルの方が人気なので、体の弱い未熟児を意図的に繁殖させて売り出しているという事です。
このティーカッププードルという名称こそ可愛いという印象を持たせる為に、あたかも元々存在した犬種かのように名付けているだけなのです。
これぞペット業界の闇ですね。
何度も何度も、なるべく小さなトイプードルを交配させ小さなトイプードルが出来上がったらその子も交配させ…
奇形種のトイプードルを単純に何度も組み合わせるのがティーカッププードルの作り方です。
確かに小さな犬は可愛いし、日本の住宅環境では飼いやすいのかもしれませんが体は当然弱いので平均寿命も下がりますし、病気にかかるリスクも他の犬種と比べて高くなります。
私はこの話を初めて聞いたときは絶望して、同時にペット業界への怒りが湧きあがりました。
人間のエゴで作り出されたティーカッププードルは本当にかわいそうな犬なのです。
ティーカッププードルの帝王切開
ティーカッププードルは小さく体も弱いので、自然分娩なんて到底できません。
基本的に帝王切開での出産になります。
当然、帝王切開は繁殖させるのにリスクを伴いますが、ティーカッププードルを売り出すのは成犬ではなく子犬です。
最悪、親のティーカッププードルは死んでしまってもまた子犬を作り出す事が出来れば大した痛手にはなりません。
帝王切開をされたティーカッププードルは何度も出産する事は出来ないので数回、交配と出産を繰り返した後は衰弱してしまいます。
こうして、まるで消耗品のようにティーカッププードルは量産されています。
ティーカッププードルの実態
犬の妊娠期間はおよそ90日と言われていますが、ティーカッププードルに限っては60日前後で無理やり子犬を取り出す事もあるそうです。
つまり小さな体で売り出す為に本来の妊娠期間より早めて出産させるという事です。
ティーカッププードルの実態はとんでもなくヤバいです。
こんな非人道的な事が出来る事が正直信じられませんね。
ドッグブリーディングの基本は健全な犬種にする事が大前提なのにも関わらず、よく売れるからという理由だけで、ティーカッププードルはその点を無視されて作られているのです。
ティーカッププードルの成犬
ティーカッププードルの事を元々いた犬種だと勘違いしている人は、ティーカッププードルが成犬になってもティーカップに入るくらいのサイズだと思っている方もいますが、
先ほども話した通りティーカッププードルは未熟児のトイプードルなので、成犬になったら成長するのは当然です。
場合によっては普通のトイプードルのサイズまで大きくなる事もありますが、これはむしろ喜ばしい事で、元々未熟児だったトイプードルが順調に健康な成犬に成長した証拠です。
「小さい方が良い」という感覚ではなく、なるべく大きくなるようにティーカッププードルは育てていくべきだと思います。
ティーカッププードルがかわいそう
ティーカッププードルというかわいそうな犬が生まれていしまったのは作り出したブリーダーや紹介するテレビ会社だけの責任ではありません。
私たち消費者が、ろくに調べもせずティーカッププードルを可愛いからという理由だけで買ってしまうからこそ、かわいそうなティーカッププードルという犬が出来てしまったとも考えられます。
一部ではティーカッププードルの実態を知ってしまった人たちが不買い運動なる者もしていますが、それでは今いるティーカッププードルの命は救えません。
たとえティーカッププードルの売り上げが減ったとしても、ティーカッププードルの実態を知らない人は必ず購入してしまうので、未熟児のトイプードルの繁殖は繰り返されます。
ティーカッププードルがかわいそうだと思うのならば、この実態をより多くの人に知って貰う事が重要だと考えています。
幸い、今の時代はSNSなどで一般人でも情報を拡散する事が簡単です。
この事実をなるべく多くの人に知って貰う為にも、出来ればこの記事の下でシェアボタンを押して貰えるとありがたいです。
以上、いぬさいとでした。