愛犬と寝るときも一緒、気が付くとかってにベッドに入ってくる・・・甘えん坊な仕草や愛犬の寝息にほっこりとした気持ちになるものです。
しかし、そもそも愛犬を抱っこしたまま寝てもいいの?と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか?
犬を抱っこしたまま寝るのはいいの?
実はアメリカの大学やクリニックでは犬や猫と一緒に寝ることで睡眠の質がどう変化するのかという研究を行っています。
多くの研究結果で犬と眠ることで睡眠の質が向上する、安眠出来る、リラックス出来るという結論に至っています。
でも実際に愛犬と眠っていると、専門的な分析結果に頼らなくても、いかに安眠でき、癒されるかはすでに実感できているでしょう。
犬を抱っこしたまま寝ることは、決して悪いことではありません。
ただダメだ、やめるべきだという意見があることも事実です。
なぜなら
・犬が分離不安になるから
・犬の抜け毛や体臭が寝具に付着し、不衛生だから
・犬が夜間に無駄吠えをしたり、いたずらをする心配があるから
といった事が考えられるからです。
犬を抱っこしたまま寝るべきではないという主張には、犬はサークルやクレートで寝かせるべきという手法がセットになっています。
犬の訓練という意味では正しい手法ではありますが、家庭のペットには時には家族に一緒に眠るという甘えがあってもいいのではないでしょうか。
特に留守番時間が長い、共働き、一人暮らし世帯では日ごろはなかなか忙しく愛犬と一緒に過ごす時間も少ないでしょう。
愛犬をサークルに入れたままではなんだか罪悪感も増える一方です。でも夜眠る時は、愛犬と一緒というスタイルにすれば、お互いに寂しさや不安を解消出来るのではないでしょうか?
ペットとの生活は必ずしも正しく、理想的である必要はありません。
時には甘えや手抜きも許されていいと考えておきましょう。
犬が腕の中に入ってくるのはなぜ?
愛犬と一緒に眠るとき、愛犬が腕の中に入ってくる、腕枕をせがむ、足やお腹にぴったりと寄り添って眠るという事がありませんか?
あまりの甘えぶりに感激するほどです。
実は犬は想像以上に甘えん坊な性格です。
犬には群れで暮らす習性があるので、安心出来る相手、信頼している相手と寄り添い眠りたいという願望が常にあります。
これは本能であり、寄り添い眠ることで夜間も不安や緊張を感じずに過ごすことが出来ます。
野生の環境下では犬は夜間でも決して熟睡することはありません。
短く浅い眠りを繰り返し、常に危険から身を守らなければならないからです。
でもペットの犬達もそうでしょうか?
飼い主の腕の中でいびきをかいてはいませんか?
気が付くと仰向けになりお腹を見せてはいませんか?
中には飼い主より後に起きる犬もいるでしょう。
安心出来る相手、ぬくもりのある環境で眠ることで、気が付けば愛犬は本能を忘れ、熟睡出来てるのです。
愛犬の寝顔をみると、まるで子犬のよう!と感じませんか?
完全にリラックスして眠る姿は実は子犬そのものです。何歳になっていても寝顔は子犬に戻ります。
なぜなら生まれた間もない子犬の頃だけは、母親のそばに寄り添い眠ることで熟睡が出来ていたからです。
抱っこしたまま寝る事で、愛犬は家族のぬくもりから母親や兄弟の事を思い浮かべ、安心して眠っているのです。
愛犬のそんな姿を目にすると、家族も安心した優しい気持ちで眠りにつくことが出来るでしょう。
犬を抱っこしたまま寝る時の注意点
犬と抱っこしたまま寝る事には精神面では様々なメリットがありますが、衛生面の事を考えるとやはり注意が必要な所もあります。
抜け毛
室内で生活をする犬は年間を通じて常に抜け毛が大量に起こります。気が付けば寝具にも大量の抜け毛がついているものです。
犬の抜け毛は飼い主の喘息やアレルギー発症の原因にもなるので、こまめに清掃、洗浄、殺菌を心掛けましょう。
体臭
空気や臭いがこもりがちな寝具や寝室は気が付けば愛犬の体臭も残留しがちです。
毎日使っているとつい臭いに無頓着になりがちですが、こまめに換気、洗浄をして臭い対策を万全にしておきましょう。
トイレの失敗
毎日使う寝具を自分の縄張りと意識する犬もいます。
いたずらやストレスからあえて寝具にトイレをしてしまうこともあるので、就寝時以外は寝具への出入りを制限することもおすすめします。
ノミダニの寄生
年間を通じて室温が保たれ、、適度な湿気がある寝室や寝具はノミダニの温床になりがちです。
愛犬のノミダニ予防は万全に済ませておきましょう。
愛犬の体を介してノミダニが寝具やカーペットに寄生してしまうことが最近増えているので、油断は禁物です。
最後に
犬を抱っこしたまま寝る事は飼い主にとっても愛犬にとっても至福の時となるのは間違いありません。
でも素敵な時間を満喫するためにも、寝具や寝室の衛生面はしっかりと済ませておきましょう。
以上、いぬさいとでした。