「犬を手離したい・・・」と考えてしまった事がある飼い主さんは意外にも多いものです。
しつけや無駄吠え、散歩の手間などその理由はそれぞれですが、いざ手離してしまうと必ずや後悔することは間違いありません。
犬を手離すと後悔する?
「犬を手離したい・・・」と考えている時、多くの人は、
「もし手離してしまったらどう感じるのだろう?」
とも思いますよね。
実は手離してしまった方の多くはその後大きな後悔を感じています。
たとえ手離す際に、後悔をしないような方法を全力を尽くした場合でも後悔の念は消せません。
では、そもそもなぜ後悔してしまうのか、主な理由を挙げていきたいと思います。
・犬の存在が生活の一部になっているから
・犬からの愛情を失った事を実感するから
・つい同じ犬種や犬に目が行ってしまうから
・里親へ引き渡した後は、その後の生活を知ることが難しいから
毎日習慣だった散歩や餌の手間がなくなることで、不意に虚無感に襲われるでしょう。
愛犬が使っていた用品も片づけなければなりません。
ペットショップへ足を運ぶことも、ペット用品のサイトをみることもなくなります。
もちろん犬を手離すことで経済的な負担は解消され、散歩や食事の世話からも解放されるでしょう。
悩みの種だった無駄吠えとも無縁になります。
でもその気持ちの軽さを実感するのは、きっと数日か数回の事でしょう。
その後に続く後悔は数年、数十年と続き、中には手離した経験が理由になり、新たなペットを飼う事を躊躇するという方もいます。
手離すことの後悔は想像以上に大きい事をぜひ知っておいてください。
犬を手離したい理由
せっかく犬を家族に向かえたのに
「犬を手離したい!」
「手離さないといけない!」
と感じてしまった理由、
あなたの場合は何だったのでしょうか?
多くの人は「しつけの失敗」が関係しています。
具体的には、
・教えた事を覚えてくれない、失敗が多い
・無駄吠えが多く、近隣からクレームが起きている
・噛みつきや威嚇があり家族が危険を感じている
などの理由です。
犬の中には一般家庭ではしつけが難しいタイプもいます。
種ならではの特徴もあれば、個々の性格ということもあります。
ただいずれの場合も、飼い主自身が不幸を抱えてしまっているケースが多いですね。
犬への愛情を上回るほどの悩みやストレスを抱えている場合、手離すことで解放されたいと考えるのも当然です。
でもこのような、犬自身や犬と家族に関するお悩みには必ず解決策があります。
手離すという最終手段を選ぶ前に、まずはしつけの専門家に相談をしてみましょう。
専門家達は様々なケースに直面した経験を持っています。
そのため個々のケースに応じた解決策を必ず提示してくれるものです。
最近では、噛みつき癖のある犬専門のトレーナーや犬種限定のトレーナー、自宅に出張しトレーニングをしてくれる方もいます。
手離すことで後悔をするのでは・・・という不安があるのだからこそ、一歩踏みとどまり、最後の努力と考え愛犬のしつけ直しに取り組んでみましょう。
最終決断はそれからでも決して遅くはありません。
犬を手離すにはどうすればいい?
やむを得ない理由から犬を手離さなければならない時、ペットショップから連れ帰ったことの責任、家族として暮らしてきたことへの責任や感謝だけはきちんと果たしてあげましょう。
ペットを手離すことは決して簡単なことではありません。
決心をした即日に実行できるものでもありません。
ペットが今後安全で安心して生活出来る環境を見つけ、その方にバトンタッチするのが飼い主の果たすべき最後の世話です。
そのためにはネットやSNS、保護団体を通じて「里親」探しに取り組みましょう。
里親となる方には一定の条件を設け、ペットが再度辛い思いを繰り返さずに済むように話を進めます。
なぜ自分自身が手離すことになったのかも素直に説明し、相手に了承してもらうことも必須項目です。
無駄吠えや噛みつきなどの問題行動がある場合や持病がある場合も包み隠さずに伝え、相手に受け入れてもらわなければなりません。
中にはこのような事情を知り、引き取りを断る方もいます。
ここで大切なことはペットを一日も早く手放すことではありません。
ペットの事情を全て理解しい受け入れてくれる方を見つけることです。
どんな形であれ、ペットを手離すことに後悔はつきまとうので、少しでも気持ちを軽くするためにも最後こそ全力で里親探しに取り組んであげましょう。
最後に
ペットを手離した方の体験談や後悔の話題を直接耳にする機会はあまりないでしょう。なぜなら実際に手離した方の多くは、あえて口にしないからです。
その背景には手離したことで想像以上の後悔にさいなまれているからです。
手離したいという気持ちが溢れそうな時はまずは周囲や専門家に相談をして、解決策が残されていないのかを考えてあげましょう。
以上、いぬさいとでした。