ピットブルは強くてかっこいい魅力のある犬種ですが、危険性も高いとよく言われていますね。
今回は、ピットブルが引き起こした実際の事故や、ピットブルが危険な理由を詳しく解説していきます。
もくじ
ピットブルは危険?
「獰猛な犬が欲しい!」
と考えている人はピットブルを飼いたい!と思うことも多いかもしれませんが、あなたの想像以上にピットブルを飼うことは危険かもしれません
闘犬として知られているピットブルテリアですが、今までに数々の悲惨な事故を引き起こしてしまっているのは事実です。
飼いたいと思ったからといって、何の下調べもせずに飼い始めるのは非常に危険です。
簡単に飼えるような犬種ではないということは、重々承知しておいてください。
ピットブルの事故
ここからは、ピットブルが引き起こした実際にあった事故を紹介していきます。
2018年のアメリカノースカロライナ州で起こった悲劇は、飼い主が飼っていたピットブルが突然凶暴化し、一歳の女児を襲って噛み殺してしまうという事故が起きました。
女児が噛まれた後も、ピットブルは一向に離そうとせず、母親がナイフを使ってピットブルを引き離そうとしましたが、効果はなく結局警察が銃殺するまで、女の子を襲い続けたそうです。
この事件から、ピットブルは本当に獰猛で、人間の力では抵抗することさえままならないということが理解できると思います。
2018年のイギリスでも、ランカシャー州に住む4歳の女の子がピットブルに襲われた事故が起こっています。
ピットブルの歯が顔面に食い込み、頭蓋骨を骨折させるに至っています 。
幸い命は取り留めましたが回復には膨大な時間が掛かり、後遺症も残っているそうです。
2014年にアメリカのテキサス州でも、2歳の女の子がピットブルに襲われ数百針を縫う大怪我をしています。
2016年にアメリカのニュージャージー州では、3歳児がピットブルに襲われて重傷を負った事故もあります。
2017年にはアメリカの バージニア州で、散歩中のピットブルが突然豹変し、飼い主を噛み殺すという事故も起こっています。
この他にも、ピットブルが引き起こした悲惨な事故は沢山あり、様々な国や州でピットブルを飼うこと自体が禁止されているようです。
日本では完全に規制されている訳ではありませんが、事故がこれほど多いのは本当に異常と言えます。
犬といえども、その危険性は猛獣並だと考える人も多く、 被害者の多くは子供であることから、
しつけを徹底する必要があり、その方法を間違うと大変な事なるということが分かりますね。
ピットブルが危険な理由
突然豹変する
ピットブルは他の犬種と比べて、突然豹変することが多いと言われています。
先ほど紹介した事故の例を見ても、飼い主が油断していた隙に起こった事故が多いと思います。
つまり、それほどピットブルは飼い主が予測できない行動を取ることも多いという事であり、一度興奮してしまったらなかなか気持ちが治まらないとも言われています。
飼い主でさえピットブルが危険だと感じるタイミングがわからないので、飼い主以外の人や子供であったら、なおさらピットブルが怒り出した時に対処するのは難しいということでしょう。
運動能力が高い
ピットブルは性格が凶暴なだけではなく運動能力も高いため、それだけ危険と言えるでしょう。
闘犬であるがために、確実に相手を仕留めるような戦闘能力を持っています。
咬筋力が強いので、顎の力も強く、一度噛み付いたものはなかなか離さないばかりか、筋力があるため、前足の力も強いので、押さえつけられたらひとたまりもありませんね。
また、走るのも意外と早く、怒り出したピットブルから逃げようとしてもすぐに追いつかれてしまうようです。
攻撃性が高い
他の犬種も飼い主を傷つけてしまう事故はありますが、遊びの延長線上で興奮して噛み付いてしまうといったものが多いです。
しかし、ピットブルは元々の気質が獰猛であるがために、相手を殺傷する気持ちで襲いかかってきます。
決して、遊びたいから興奮しているわけではなく、相手を仕留めるべく本気でやりにかかってきているのでしょう。
この事から、ピットブルは他の大型犬と比べても危険だと言えるでしょう。
事故が起きない為には
ここまで、ピットブルの危険性について解説してきましたが、事故が起きないためにはどのような対策が必要なのでしょうか?
子犬からしつける
ピットブルは、成犬になってからしつけようとしても正直難しいです。
成犬からしつけても、飼い主のことを上の立場だと認識しない可能性も高いので、主従関係が築けないといったことが考えられます。
なのでピットブルが子犬のうちから、危険性の低い気質に育てる必要があると言えるでしょう。
放し飼いにしない
ピットブルは放し飼いにしては絶対にいけません。
しつけを徹底しているつもりでも、ピットブルテリアは突然豹変することもありますので、基本的にはケージや檻の中の脱走できない環境で飼育するようにしましょう。
対抗手段を考える
もしも、ピットブルが興奮して怒り出してしまったら、どのような対策を取るのか事前に考えておくことも重要です。
もし、飼い主や通りがかった人に襲いかかったとしたら、声を荒げただけではピットブルは止まりません。
防衛手段として武器になるようなものを、手の届くとこに置いとくというのも重要ですね。
飼わない
そもそもピットブルの危険性が分かってたら、飼わないというのも事故を防ぐポイントになります。
規制されていない地域だとしても、ピットブルを買うという選択をしなければ、事故そのものを防ぐことは可能だと思います。
事故は起こってからでは遅いので、様々な可能性を考えて飼う犬種を選択するようにしましょう。
危険な犬種については下の記事でランキング形式で紹介しているので、この記事で紹介されている犬種は飼わないようにしましょう。↓
最後に
いかがでしたか?
ピットブルが実際に引き起こした事故の例やその件数を見ただけでも、かなり危険な犬種であるということは分かると思います 。
日本でも実際に一部の地域では規制されていることがありますので、気になったことは確認してみてください。
以上、いぬさいとでした