老犬は、起き上がりたいのに起きれない状態になったときに、
手足をバタバタさせてもがくような仕草を見せることがあります。
可愛らしくもあり、かわいそうにも見えるこの仕草ですが、
実は【寝たきり】になるサインの可能性もあります。
老犬が起き上がれないでもがくのは寝たきりが近い?
老犬が立ち上がろうとする姿を見ると、不安に感じる飼い主もいるでしょう。
この仕草が寝たきりに近い状態である可能性もありますが、それほど深刻な状態ではないことも覚えておきましょう。
そのため、犬の行動をよく観察し、何か変化があれば注意することが重要です。
もし犬が長い時間をかけて起き上がることができるのであれば、それは単に疲れているだけ、もっと休息が必要なだけかもしれません。
ちなみに老犬が起き上がれないでもがくというのは、病気や加齢に伴う筋力の低下のケースが一番多いです。
特に、大型犬や肥満犬、関節炎や脊椎病のある犬は、この症状が起こりやすいと言われています。
そのため、獣医師に相談し、適切な治療やケアを行うことが重要です。
また、老犬は適度な運動が必要ですが、無理な運動をさせることはかえって痛みを引き起こすことになります。
日常生活での注意も必要です。例えば、滑りやすい床に滑り止めの敷物を敷いて、犬がスムーズに歩行できるようにすることが必要です。
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さらに、食事や健康管理も大切です。
高齢になると免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるため、健康診断の受診も欠かせません。
老犬にとっては、飼い主が日々のケアをきちんと行い、症状を早期に発見・治療することが生命を長くするポイントとなります。
老犬が起き上がれないでもがくのはなぜ?
老犬が起き上がろうとしないのは、さまざまな要因が考えられます。
また、股関節のボールとソケットの関節がずれてしまい、動こうとすると激痛が走る「股関節形成不全」も原因のひとつです。
その他、肥満、糖尿病、臓器不全なども、犬の筋肉や動く力が弱くなる原因になります。
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老犬が起き上がれないで苦しむのは、様々な要因が考えられます。
例えば、関節痛や筋肉の衰え、神経障害などが挙げられます。
老化によって、身体の機能や反応速度が低下するため、犬が自分で立ち上がることが難しくなることもあります。
これらの健康問題は、老犬にとって体感温度の変化に敏感になるため、天候によっても影響を受けることがあります。
また、心理的な問題、特にストレスや不安がある場合も、起き上がれなくなる場合があります。
老犬の場合は、温かい場所での休息や、特別な餌など、さまざまな支援策があります。
飼い主の方は、老犬の健康を常に気遣い、必要な時には素早く獣医師に相談することが大切です。
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老犬が起き上がれないでもがくときの対処法
老犬が立ち上がろうとするとき、すぐにできる対策は、犬に補助を与えることです。
自力で立てるようになるまで、そっと引っ張ってあげたり、サポートをしてあげたりすることが挙げられます。
また、犬が不安や恐怖を感じている場合もありますので、安心感を与えることも大切です。
老犬の身体機能は年齢とともに弱くなっていくため、いずれ寝たきりになるのは仕方のない事です。
また、起き上がることに苦労を感じるため、衰弱や病気の兆候を示すことがあります。
まずは、薄い床に座り、腰の高さで犬を支えて立ち上がるのを手伝うことができます。
また、体重を中心にかけて犬を支えることで、役立つことがあります。
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寝たきりの状態は、飼い主にとって心配なことでもあります。
老犬にとって過度の運動は負担となるため、適度な運動が必要です。
散歩の頻度や距離を減らすことが必要です。
また、老犬の健康をサポートするために、バランスの良い食事とストレスを軽減する方法も必要です。
上記のように、老犬が起き上がるのを手助けする方法と、老犬の適度な運動や食事に関する細かい配慮が必要です。
飼い主自身が老犬の身体状態を把握し、適切なケアを提供することにより、老犬の快適な生活をサポートすることができます。
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老犬の手足バタバタの対処法
立ち上がろうとして手足をバタバタさせる犬を見るのはつらいものです。
そのような場合は、冷静に対応することが大切です。
ゆっくりと犬のほうに近づき、優しく声をかけながら、あなたが助けに来ていることを伝えるようにしてください。
犬があまりに苦しそうにしている場合は、犬の胴体に腕をまわして支え、起き上がるのを助けることができます。
まとめ
老犬が立ち上がろうともがく姿を見るのは心が痛みますが、それほど深刻な事態ではない可能性があることも覚えておきましょう。
愛犬が立ち上がろうともがくときは、必要に応じて補助をしてあげたり、慰めたり安心させてあげたりしてください。愛と忍耐があれば、すぐに立ち上がれるようになります。
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