「犬の散歩に出かけたけど何だがふらふらしている!」
「歩く速度もかなりゆっくりで走るのも辛そう!」
愛犬が突然そんな姿になったら、何か悪い病気にかかったのでは?と心配になりますよね。
確かに病気の可能性もありますが、一番は老化によって後ろ足が弱っていることが考えられます。
一度弱ってしまうとなかなか元に戻らないので、弱ってしまう前に予防をしましょう!
もくじ
老犬のふらつきを予防するには?
犬が突然ふらつくようになった原因は、老化によって後ろ足が弱ってきている可能性があります。
犬の老化は後ろ足から始まるとよく言われており、後ろ足の筋肉が弱ることによって、体を支える力が弱くなっているのです。
そのままほっておくと、立ち上がることすらできなくなってしまいます。
その為、ふらつきを予防したければ後ろ足を鍛えて筋肉をつける必要があります。
また、老化の症状としてふらつき以外にも以下のような症状が見られることがあります。
・座る時に横座りになってしまう
・歩くときよくつまづくようになった
・歩く時もゆっくりしか歩かない
他にも、椎間板ヘルニアや脳神経の病気も考えられますので、おかしいなと思ったら一度動物病院に行ってみてください。
犬の後ろ足の鍛え方
犬のふらつきを感じたら、すぐにでも後ろ足を鍛える必要があります。
とはいえ、どうやって鍛えたら良いのか分かりませんよね。
そこでおすすめの後ろ足の鍛え方をご紹介します。
基本は毎日の散歩
ふらつくから散歩はやめておいたほうがいいのではと思うかもしれませんが、散歩は続けてください。
ゆっくりでいいので1日2回ほど時間をかけて歩くのがコツです。
少し歩くのが辛そうな場合は、家の近所を歩くだけでもいいです。
あと、頑張れそうであれば、坂道を上るとより筋力アップにつながります。
平坦な道しか歩いていないということであれば、いつもの散歩コースに坂道を加えてみてください。
お座りと立てを交互に繰り返す
お座りと立てのしつけができているのであれば、この2つを交互に繰り返すことでも後ろ足を鍛えることができます。
動作を見ても分かるとおり、後ろ足を曲げたり伸ばしたりするので、繰り返すことで筋肉が付きます。
ただ一度に何回も繰り返すと犬も飽きてくるので、1セット2~3回くらいにして1日数回に分けてトレーニングするようにしてください。
後ろ足で立ってみる
犬の前足付け根部分を持ってあげて、後ろ足で立たせてみてください。
あまり長い時間立たせたままにすると、犬も疲れてしまうので、3~5秒程度立たせたら一度下ろして、また立たせるという風に繰り返してください
マッサージをしてやる
弱っている後ろ足をマッサージをしてやることでもリハビリになります。
後ろ足が弱ってきている場合はおしりの周りにある筋肉から足先にかけてゆっくりとさすったり軽く揉んでやるといいでしょう。
また、足のつめの付け根もゆっくりと揉んでやってください。
犬の老化は食事が関係している?
犬は老化とともに代謝が落ちてしまうので、成犬と同じ食事を与えているとうまくのみ込めなかった、消化不良を起こしたりして、結果的に老化を早めてしまう原因になります。
大体7歳ごろが目安とされていますが、徐々に老化が始まり、運動量が落ちてき始めます。
ただ、食欲はまだ衰えないので同じペースで食べていると肥満になってしまいます。
少し動作が遅くなってきたなとかあまり長い距離歩きたがらなくなったなと思ったら、低カロリー、低脂肪のフードに切り替えるか運動量を少しゆっくりでもいいので増やしてあげると良いでしょう。
また、明らかに今までと同じ量を出していても食べなくなってきたら、老化により飲み込む力が弱まっている証拠です。
消化しやすいように柔らかいフードに切り替えてあげましょう。
食事がうまくできないとせっかく運動してもうまく筋肉が付きません。
普段の食事の様子もしっかりとチェックしておいてください。
後ろ足を鍛えるには子犬から!
犬の後ろ足が弱ってから鍛えなおしてたとしても、なかなかすぐに筋力が戻るわけではありません。
子犬の若いうちから毎日しっかり散歩をしたり、ドッグランで思いっきり走るなどして後ろ足の筋肉を付けておきましょう。
普段から意識して運動しておくことで、老化の進行を遅らせることもできます。
最後に
犬も年を取りますから、老化はどうしても避けては通れない道です。
昨日までは普通に歩いていたのに、突然ふらつくと
「何か病気にかかった?」と心配になりますが、大半は老化による後ろ足の筋力低下が原因です。
ふらつきを感じたら、なるべく早く後ろ足を鍛える運動をしましょう。
毎日のお散歩や後ろ足のトレーニングを繰り返すことで、徐々にではありますが筋力がついてきます。
ただ、早く筋力をつけたいからと無理なトレーニングはやめてあげてくださいね。
足の筋力が落ちているので、動くだけでもかなりつらくなっています。
ゆっくりと犬のペースで付き合ってあげてください。
また、運動だけでなく食事も一緒に見直してみましょう。
少しでも長く元気でいてもらうために、普段から運動をしておくといいですね。
以上、いぬさいとでした。