犬は家族を【群れ】と判断します。
その中には犬にとっての、
【リーダー】と【好きな人】がいます。
この記事では、リーダーと好きな人の違いと、
その違いが発生する理由を説明します。
犬にとってリーダーと好きな人は違う?
犬にとって、リーダーと好きな人には違いがあるのか?
という話ですが、
私が以前飼っていた犬を例に挙げると、
犬はリーダーに対しては従順な態度をとりますが、
好きな人に対しては強気な態度を取っていました。
例えば、私の飼っていた犬はリーダーである私に対しては、謙虚な態度をとりました。
なんか、いつも遠慮をしているような素振りを見せていました。
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不安や緊張を感じるときには、リーダーよりも【好きな人】を強く頼りにする傾向がありました。
社交的な犬であれば、何人かの人に興味を持ち、特定の人に対して懐いたりします。
内向的な犬であれば、リーダー以外の人に対して関心を示さず、引きこもってしまうこともあります。
適切な訓練がされていない犬は、リーダーであろうとそれ以外の人であろうと、適切な反応ができないです。
それぞれの犬には個性があり、また、飼い主の扱い方や環境によっても異なります。
犬との信頼関係を築くためには、飼い主が犬を理解し、適切な訓練や指示を与えることが重要です。
犬にとってリーダーと好きな人は違う理由
犬にとって、リーダーと好きな人とは異なる存在です。
犬は自分を守ってくれるリーダーには従順である一方、愛情を注いでくれる人に対しては【仲間意識】を示します。
犬は群れの中で生きることで、自分の生存が守られ、群れ全体の安全にもに貢献することができるためです。
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そのため、リーダーが必要であり、リーダーには従順であることで自分自身や群れの安全確保に役立てられます。
一方で、犬自身が愛情を注ぐのは自分自身を守ってくれるリーダーだけではありません。
犬は人間と共に生活をしているため、愛情を注いでくれる【好きな人】も自分にとって必要不可欠な存在と考えるようになっているのです。
リーダーには従順であり、自己保存のために協力しますが、愛情を注ぐ人には忠誠心を示し、助けになろうとします。
犬との共生は、リーダーや家族としての役割分担が明確になり、信頼関係を築くことが大切です。
犬にとってリーダーの人に対する態度
犬にとってのリーダーとは、単に指示を出す存在だけでなく、犬の側にいて指示を実行する仲間でもあります。
そのため、犬には自分たちの主人に対して信頼感を抱くことが不可欠です。
また、犬の場合、飼い主がリーダーであることが明確でないと、犬自身がリーダーを勝手に決めてしまう場合があります。
この場合、犬は主人に対して従うことができず、問題行動が起こりやすくなってしまいます。
つまり、犬にとってリーダーとは、指示を出し従わせることができる存在であるとともに、信頼関係を築き、一緒に行動することのできる仲間でもあると言えます。
飼い主にとって、この理解があれば犬の訓練にも大きな役立ちになるでしょう。
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犬にとって好きな人に対する態度
犬にとって、好きな人に対する態度は非常に特徴的です。
犬は、
- 自分を飼ってくれている人
- よく世話をしてくれる人、
- 遊んでくれる人
など、自分にとって良い影響を与える人に対しては、とても愛情深く接するようになります。
その場面では、尻尾を振ったり、跳ねたり、吠えたりして、飼い主に対する喜びや感謝の気持ちを表現します。
また、犬は飼い主とのコミュニケーションや遊びを楽しみます。そのため、飼い主に近づいてきたり、甘えたりすることがあります。
例えば、犬が嫌いな人や、過去に嫌な経験をした人、または危険だと判断される人に対しては、犬は攻撃的になることがあります。
そのため、犬を近づけないようにするなど、適切な処置が必要です。
しかし、その一方で、犬にとって適切ではない人に対しては、十分な注意が必要です。
犬とのコミュニケーションを楽しく、そして安全に行うために、犬の言動に敏感に反応し、適切な対応を心がけることが大切です。
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まとめ
「リーダー」と「好きな人」の違いを理解することは、犬との間に強くポジティブな関係を築くためにも重要なことです。
リーダーからは、犬が行動様式を学び、エネルギーのはけ口となることができ、
好きな人は、安らぎや安心を与えてくれます。