犬は暑いときに体温調節として、口を開けてはあはあと大きく呼吸する事が知られていますが、
特に暑くないのにも関わらず、ずっと呼吸が荒いのは何か他の原因があるのではないかと心配になりますよね。
もくじ
犬がはあはあ言うけど大丈夫?
犬がずっとはあはあしている場合は様々な原因が考えられますが、 犬の激しい息切れは場合によっては気管虚脱などの重大な病気の可能性もありますので注意が必要です。
なので、結論から言うと
「本当に大丈夫なのかどうか」
と聞かれれば、大丈夫ではない可能性も少なからずあるのは事実と言えるでしょう。
しかし、飼い主が犬のはあはあする姿を見て心配になったという話はよく聞きますが、 本当に深刻な状況になってしまっているということはごく稀ですので、実際はそこまで心配しすぎる必要は無いかと思います。
しかし原因が分からないとなると、飼い主さんが不安に感じてしまうのも当然ですよね。
それではなぜ犬がずっとはあはあしているのか、考えられる原因をいくつかまとめてみたので、 心当たりはないか確認してみてください。
犬がはあはあ言う原因
運動をした
犬がハアハア言うのは基本的に体温調節の為です。
一般的にこれを「パンティング」と呼びますが 、犬が運動をした際はこのパンティングを行う光景をよく見かけると思います。
散歩帰りや公園で走り回った後、ドッグランで遊んだ際には、犬がずっとはあはあしているのは普通の事です。
気温に関係なく犬が運動した後には落ち着くまで結構長い時間、はあはあしている事も多いです。
興奮している
犬は興奮している時にも、 はあはあと荒い呼吸をします。
他の犬と関わりを持った時や、飼い主以外の普段見かけない人間を見た時は興奮してはあはあと荒い息づかいをする場合もあります。
特に犬が発情期に差し掛かっている場合、他の犬を見て異常なくらい興奮する事もありますので、不安になるかもしれませんが、犬にとってみれば自然な反応ですので大丈夫です。
また、毎日の生活のルーティンの中で、犬が「次は散歩だ」「次はご飯だ」と認識している場合、楽しみな気持ちが爆発して興奮する事もありますね。
緊張している
犬が緊張していると、はあはあとパンティングをするような仕草を見せる事があります。
初めて自宅に犬を迎え入れた時や、初めて車に乗せた時、初めてドッグランに連れて行った時など、犬が意図していない状況に陥った時にはあはあと緊張して息が荒くなる事も多いです。
犬は一匹一匹性格が違うので、緊張しやすい子と緊張しにくい子がいます。
多頭飼いの場合には、「この犬は緊張してはあはあしてるけど、別の犬は落ち着いている」という状況もありますね。
やっぱい暑い
なんだかんだで、犬がはあはあするのはやっぱり暑い場合が多いです。
日本の気候は、他の国と比べても人間にとってみれば寒いのに、犬にとってみれば暑いと感じる事はよくあります。
特に、ポメラニアンなどの毛質がダブルコートと呼ばれる犬種は、先祖が寒い地域出身であることも多い為、春や秋の比較的暖かい気候でも犬が暑くてはあはあしてる姿をよく見かけます。
暑くないのにハァハァするのは?
犬がハァハァするのは基本的に運動して暑いときや、興奮して体温が上昇したときが多いですが、場合によっては犬の体が原因で暑くないのにハァハァすることもあります。
老犬
犬が子犬や成犬ではなく、ある程度年老いた老犬であれば、 ハァハァする頻度は多くなってきます。
気管支が狭くなっていたり、 体力が落ちてしまうとそれだけ運動をするのが辛くなってしまい、呼吸が荒くなりやすくなります。
運動不足
毎日の運動量が極端に少ないと、寒いのにハァハァする頻度は多くなります。
暑くないのに苦しそうな呼吸をする時は、 犬が運動不足で体力が落ちてきているのかもしれません。
太りすぎ
太りすぎな犬は、少しの運動量でもすぐに疲れてしまう為、暑くないのにハァハァと息切れする事もあります。
その犬種の適正体重を大幅に超えている場合はそれだけパンティングの頻度も多くなってくると言えるでしょう。
体調が悪い
原因は様々ですが犬が体調が悪い時に、はあはあと苦しそうに呼吸をしている言葉があります。
犬の体調が悪い場合は、 この記事の冒頭で説明したように深刻な状況に陥ってしまっている可能性も少なからずあるので、あまりにもずっと続く場合は獣医師さんに相談しましょう。
ずっとはあはあしてる時の対策
犬があまりにも長い時間、ずっとはあはあしている際はまず落ち着かせて呼吸を整えてあげる事が重要です。
静かな場所で水を飲ませたらゆっくりと飼い主の方が背中を撫でて安心させてあげましょう。
外の気温が暑い場合は室内で、クーラーなどを使用し温度調節をし犬の体温を下げる事を心掛けましょう。
もし、なぜずっとはあはあしているのか分からないなど、原因がはっきりしない場合にはなるべく早くペット病院に連れて行ってあげましょう。
まとめ
ここからはまとめです。
犬がはあはあと、荒い呼吸をするのはパンティングと呼ばれる体温調節を行う際の普通の仕草ではありますが、
暑くないのに(寒いのに)ずっとハアハアしている場合は興奮していたり、体調を崩しているという可能性もあります。
犬が太っていたり老犬であればそれだけ、はあはあする頻度も多いので日常的に注意深く見守ってあげるようにしましょう。
以上、いぬさいとでした。