【0円の犬のメリットとデメリット】

「なるべく安く犬を買いたい!」と考えている方は多いですが、0円の犬は実際どうなのか気になった事はありませんか?

今回は0円の犬のメリットとデメリットを解説していきます。

0円の犬とは

いぬたろう
なんで0円の犬なんているのかな?ペットショップやブリーダーは儲けるつもりが無いのかな?
竹田和彦
いぬたろうくん、それは全く逆だよ。0円の犬は人間のお金儲けが原因で生まれてしまっている犬なんだよ。

ペット業界の事を詳しくない方にとってみれば、なぜ0円の犬が売っているの?と疑問に思うかもしれません。

そもそも0円の犬とは、基本的にペットショップで買い手が見つからなかった犬、言わば売れ残りの犬である事が多いです。

販売業者が利益を得る為にどんどん犬を繁殖させてしまった為に、需要が追いつかなくなった結果ですね。

何故売れ残ってしまうのかと言うと、見た目が可愛くなかったり、サイズが大きすぎたり、不人気な毛色をしているなど様々な理由から0円の犬となってしまう訳ですね。

他にも役目を終えた繁殖犬や、障害や病気などを抱えており飼いにくい犬が0円で売られている事もありますね。

犬を飼うというのは費用もそれなりにかかる事なので、販売業者は「どうせ売れないのなら0円でも良いから引き取って欲しい」という気持ちなのでしょう。

0円の犬のメリット

いぬたろう
0円の犬は売れない犬って事は分かったけど、飼う事で何かメリットはあるのかな?
竹田和彦
数で言えば、デメリットよりは少なくなるけど主に2つの大きなメリットがあるから、0円の犬を飼うのは良いと思うよ

安く済む

0円の犬は比較的、安く費用を抑えられます。

特に、人気犬種の場合は販売価格が15万円を越える事もざらにありますので、金銭面での消費を抑えられるというのはそれだけで大きなメリットですよね。

浮いたお金でワンちゃんのおもちゃを買ったり、大き目のハウスを買ったりなども出来るので、犬との暮らしに必要な環境を整えやすいです。

犬を飼う際にはエサ代ペットシートなどの、必ず必要になる経費だけでなく、抱っこ紐やペットカートなどのレジャーとして楽しめる道具も沢山ありますので、そこにお金を掛けるというのも良いかと思います。

犬を救える

0円の犬がもしこのまま誰にも買われなかったら、その子の人生は悲惨です。

ブリーダーに返還されたとしても、ペットの引き取り業者の元に行ったとしても決して最適な環境で過ごせるとは言い難いです。

この先人間からの愛情を知らないまま、その子の人生が終わってしまうのも非常にかわいそうですよね。

0円の犬を買うという事はそのような恵まれない犬を助けるという意味でも、良い事だと私は思います。

0円の犬のデメリット

ここからは、逆に0円の犬を飼う際のデメリットを解説していきます。

ワクチン接種

ワクチン接種をしてある犬はそれだけ売れ残りの犬になる可能性は低いので、0円の犬はワクチン接種をしていない事もあります。

動物病院に連れていく手間もかかりますし、多くのワクチンを打つとするならばそれなりの費用も掛かってくるかと思います。

去勢手術

犬は去勢手術をしないと、病気になりリスクが高まります。

一般的にペットショップで売られている人気犬種は去勢手術を終えている事が多いですが、0円の犬に関しては、終えていない犬も多いです。

ワクチン接種と同じように手間と費用がかかるのもデメリットと言えます。

しつけが大変

これが0円の犬の一番のデメリットと言えます。

0円の犬は長い時間、狭い環境で飼育されている事から今後のしつけの難易度に影響を及ぼす可能性があります。

特に成犬になってしまうと、それだけしつけが難しくなりますし、中には劣悪な環境で育った事が原因でトラウマを持っている犬もいます。

非常にかわいそうな事で犬は何も悪くないのですが、せめて飼い始めたら飼い主の方はしっかりと正しいしつけをする事を心掛けましょう。

見た目が悪い

売れ残った0円の犬は何か必ず原因があります。

サイズが大きいというのはまだしも、顔つきが可愛くないという理由で買われないというケースは非常に多いですね。

もしくは純血種では無いとか、雑種に見えてしまう、毛色が悪いなどの理由で見た目が悪いとかも考えられます。

犬の外見は性格には全く影響を及ぼさないので、単純に飼い主の好みの問題になるかと思います。

健康状態が悪い

健康状態が良くない犬はそもそも売られる事が少ないのですが、中には軽く傷跡が残っていたり、視力が若干弱かったりするだけで売れ残ってしまうという事もよくあります。

寿命が短くなるレベルの病気を抱えていたりする子は保護犬となる事が多いみたいですね。

0円の犬の買い方

0円の犬の買い方ですが、一番簡単な方法は動物愛護団体から里親探しをしている犬を引き取る事です。

これは、動物愛護センターで収容されている犬達は収容期間が過ぎると、処分されてしまいますので命を一つ救う事にもなるでしょう。

ただ、民間のペットショップとは違いペット可能な住居に住んでいる事や、一人暮らしでない事を証明したりなどする必要があるので手間は少し掛かってしまいます。

しかし意外と純血な人気犬種や、ワクチン接種を終えた犬も多いので思わぬ出会いが待っているかもしれませんね。

他にも0円の犬を買う手段としては、ブリーダーなどの販売業者から購入する方法です。

ブリーダーはペットショップよりも安く犬を購入出来ますが、0円の犬を売っている所もありますね。

完全に無料の犬というのはいない事もありますが、0円でなくとも1万円以下という安価な値段で子犬が買える事もあります。

ただ、相手は商売でやっている訳なので、人気な犬種はそれだけ高い値段になっている事かと思います。

最後に

0円で犬を買えるというのは消費者にとっては嬉しい事かもしれませんが、本来はそのような売れ残り犬は無くしてほしいというのが個人的な感想です。

日本はデータで見ても世界で一番ペット業界の闇を感じる国で、実際社会問題にもなっていますよね。

詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓

【ミックス犬はかわいそう?】失敗した雑種の寿命とペット業界の闇

また0円の犬というのは、確かに金銭的な負担が少ないので比較的気軽に飼う事ができますが、安く犬を欲しがる人の中には、犬飼う事の責任感が無い人もいます。

売れ残りの犬を買うという事は確かに、その犬にとって幸せな事ではありますが飼い主の方はしっかりと最後まで犬を飼う責任を持って欲しいです。

以上、いぬさいとでした。

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コメント

  1. 古賀里子 より:

    1月に愛犬を亡くしました、生まれつき前足が一本なくて3本でしたブリーダーの勝手で殺処分されるので引き取って大事に育てました、シーズーだったので皮膚が弱く病院に相当掛かりましたが家族なので愛情一杯育てました、今も足音がしない、姿が見えない寂しさに毎日くるしんでます、何故犬を高く売るのでしょうか?家族なのに