気持ち良さそうにスヤスヤと眠る愛犬の可愛らしい姿には癒されますが、飼い主の脱いだ服の上で寝るというのは少し困りますよね。
では、なぜ犬は飼い主の服の上で寝るのでしょうか?
犬が飼い主の服の上で寝るのはなぜ?
なぜ犬が飼い主の服の上で寝るのかという話ですが、結論から言うと単純に飼い主の匂いが強く残っている衣類の側が落ち着くからです。
犬は本能的に、自分の知っている匂いが強いほど安心できる習性を思っています。
野生界では寝る時に外敵から身を守る為、 自分の匂いを辺りにつけて、ここは自分の陣地だという事をアピールする傾向がありますが、
自分の信頼できる飼い主が母犬の匂いも同じように、自分の安心できる環境になっているということでしょう。
ただ、必ずしも匂いが好きで衣類の上で寝ているとは限りません。
ただ単にその衣類の肌触りが良くて心地よかったからかもしれませんし、 目に留まった寝床がたまたまそこにしかなかったのかもしれません。
その証拠に室内飼いの犬は夏の暑い時期は柔らかいクッションよりも、比較的冷たいフローリングで寝る傾向もあります。
とはいえ、仮に全く面識のない見ず知らずの他の犬の匂いがついた服の上で寝るというのは
犬の習性的にもあまり考えにくい為、飼い主の服の上が落ち着ける場所だと認識しているのは間違いないですね。
愛情不足?
犬が飼い主の服の上で寝るのは愛情不足だという説もあります。
飼い主がなかなか構ってくれないから、 飼い主の匂いが強く残っている服の上でジャレたり、眠っているのだと考えている方も実際に多いです。
しかしこの説に関してはむしろその逆で 本当に愛情不足の犬は、 飼い主との信頼関係も築けていないので、口の上を落ち着ける場所だと認識することは少ないかと思います。
むしろ愛情を受け取ってなおかつ飼い主から片時も離れたくなくなってしまうような、分離不安になってしまっている可能性の方が高いと言えるでしょう。
犬が本当に愛情を受けていることを実感しているかどうかについては下の記事で解説しているので参考にしてください。↓
【愛されてる犬の特徴は?】飼い主から愛情を受けているサイン!!
犬が服の上で寝ると抜け毛が!
犬が服の上で寝ていると一番困るのは抜け毛ですよね。
特に洗って干したばっかりの洗濯物は、せっかく綺麗になったのに抜け毛がついて外で着れなくなってしまったという経験のある方も多いのではないでしょうか?
どんなにブラッシングをこまめにやっても さすがに犬の寝床にはある程度の抜け毛がついてしまうのは仕方がないことです。
犬が服の上で寝る事は犬からしてみれば悪気はないので、叱るのもなんだか忍びないしどのように対処したら良いのか難しい問題でもあります。
ではこれから犬が飼い主の服の上で寝る時の対処法について解説していきます。
服の上で寝る時の対処法
服の置く場所を考える
犬が飼い主の服の上で寝る時の対処法として一番簡単な方法は、服の置く場所を考えるということです。
犬は猫と違って高いところで睡眠をとることはまず無いので、 ある程度の高さのある場所で洗濯済みの服などを保管して置けばそこで寝るということはまず無いと思います。
上着などに関しても犬が届く場所に放置するのではなく、めんどくさくても決まった場所にかけておくというのが重要です。
しつけを行う
少し可哀想ではありますが、犬が服の上に乗らないようにしつけるという手もあります。
犬が服の上に乗った瞬間になるべく低い声で「イケナイ!」 などと声をかけて犬自身に「 ここは寝てはいけない所なんだ」ということを自覚させましょう。
ただ普段から犬が飼い主の服の上で寝ている場合は、 しつけをすることによって安心して眠れる場所がなくなってしまい、 犬も混乱してしまうと思うのでしつけを行う際には愛犬が安心して眠れる犬専用のベッドなどを活用することをおすすめします。
まとめ
ここからはまとめです。
犬が飼い主の服の上で寝るのは、 飼い主の匂いがたくさんついて安心して眠れる場所だという認識をしているからという可能性が一番高いです。
ただ場合によっては衣類のふわふわとした感触が好きで寝ている可能性もありますし、他に寝る場所が無いからそこを選んでいる可能性もありますね。
愛情不足だという説もありますが、飼い主の匂いが落ち着く場所だと認識しているという事はむしろ愛情を受けて育った依存している犬の可能性の方が高いです。
服の上で寝る時の対処法は、服を犬が安心できないような高い場所に置いて管理するかしつけによって乗ってはいけない場所だと認識させるのが良いでしょう。
以上、いぬさいとでした。