犬が叩いても寄ってくる!|怒ったあとなのに甘えるのは反省してないから?

そもそも犬は叩いてはいけません。

犬は罰を理解するのに時間がかかります。

いぬたろう
なので叩くしつけは、愛犬との信頼関係を失うだけではなく、効率もわるいです。

とはいえ、犬という生き物はしばしば飼い主の境界線をテストします。

「どこまでやっても怒られないか?」

というのを確信犯的に確かめているんですよね。

そのため、飼い主はイライラして、ペットを叩いたりなどの体罰に走ってしまうことがあります。

今回は、犬を叩いても飼い主に寄ってくる理由や、怒った後に飼い主に甘える犬の行動について見ていきます。

犬が叩いても寄ってくる理由

ペットのしつけにおいて、体罰はしばしば大きな議論を呼びます。

場合によっては叱ったり叩いたりすることが必要な場合もありますが、決して過度な叱り方をしてはいけません。

しかし、叱られたり叩かれたりした後に、ペットが飼い主のところに来て愛想を振りまくことがあります。

不思議なことのように思いがちですが、実はこの行動には理由があるのです。

叩いても寄ってくる犬は、罰を支配の証と捉えていることがあります。

犬は「群れ」という階層構造を持っており、何か事件が起きると、その中で自分の位置を探そうとする本能があります。

飼い主が体罰を与えることで、犬はそれを自分の居場所を決めるための必要なしつけととらえます。

それから、犬は叩かれた後、謝るため、あるいは飼い主の優位に立つために寄ってくるという説も有力です。

これは、「動物の行動は、いかに報酬を得るかによって決まる」というフードシェアリング理論で説明できます。

本来、犬は飼い主から褒められたいから、褒められた時の行動を記憶して報酬と結びつけます。

例えば、殴られた後、犬は自分の行動に対する報酬として撫でたり抱っこしたりしてもらいたい!と考えます。

だからこそ、飼い主にさらに接触するために、あなたのところに寄ってくるのかもしれないですね。

犬が怒ったあとに寄ってくるのはなぜ?

犬は飼い主が怒ったあと、慰めを求めたり、人間の主人をなだめる方法を探したりして近寄ってくることもよくあります。

多くの場合、犬は自分に原因があることを自覚しており、飼い主に謝罪の意を示したり、許しを請ったりします。

また、自分の行動に罪悪感や恥ずかしさを感じていて、状況を正すために「リセット」する必要があるため、犬が寄ってくることもあります。

実際に、犬が叱られたり叩かれたりした後、何事もなかったかのように、飼い主のすぐそばまで来て愛想を振りまくケースは多いです。

その理由は、罰は犬にとってリセットするための手段だからです。

自分の行動を「叩かれた」後に、本能が働き、犬は自分がトップではなく、飼い主が主導権を握っていることを認識します。

だからこそ、自分より偉い存在である飼い主のもとに寄ってくるという訳です。

叩いても寄ってくる犬の心理

叩かれても飼い主に寄ってくる犬の心理を理解するためには、飼い主とペットの関係を見ることが重要です。

犬と飼い主の関係は、信頼と仲間意識に基づくものです。

いざというときは、飼い主がペットに叱咤激励して、二人の間に境界線を作るのが飼い主の仕事です。

飼い主がペットに罰を与えることで、犬は何が許される行動で、何が許されない行動なのかを学ぶことができます。

また、しつけの最中でも、犬は飼い主から賞賛や愛情を受けることができます。

このように、飼い主が自分の境界線を理解することで、飼い主とペットの絆がより深まります。

叩いても寄ってくる犬の心理は、いろいろな説があるようです。

一説には、犬は自分の不始末に対して謝罪をする目的で寄ってくるとも言われています・。

また、殴られた後に犬が飼い主に近づくのは、飼い主が優位に立った結果である可能性が高いです。

また、犬が飼い主に近づくことで、服従の形をとっている可能性もあります。

怒ったあとに甘える犬について

殴られた犬が飼い主に寄ってくるだけでなく、犬自身が飼い主を余計に愛おしくなってしまい甘えるケースもあるようです。

このような行動は、しつけにつながった自分の行動に罪悪感を抱いているときによく見られるものです。

しつけられた後も、犬は飼い主を愛し、認めてもらいたいと願っているのです。

罪悪感を和らげるため、そして承認欲求を満たすために、犬は特別な愛情表現をするようになるのです。

飼い主をなめたり、お手をしたり、飼い主の膝に頭を乗せたりすることもあります。

これらの行動は、犬が飼い主をまだ愛していることを示し、承認欲求を満たすための方法です。

また、犬を怒ったあとによくする行動として、飼い主の注目や愛情を求めて、甘えるというものがあります。

これは、罪悪感や服従、あるいは深い愛情の表れである可能性があります。

怒りが収まった後、犬は飼い主に愛情を示し、感謝の気持ちを表すことがあります。

これは、飼い主を落ち着かせるためにやってるとも言えます。

この辺の体験談はこの記事でまとめてます
犬を蹴ったら動かなくなった【体験談】しつけで蹴るのもダメ?

犬を叩いた後に飼い主がすべきこと

犬をしつけるとき、飼い主は体罰が決して過度であってはならないことを肝に銘じる必要があります。

また、叱ったり叩いたりした後、飼い主はペットに厳しく接しないことが大切です。

その代わりに、飼い主がペットを愛していることを示すために、言葉で褒めたり、おやつをあげたりすることが大切です。

そうすることで、犬はそのような状況でも愛されていると感じ、今後より良い行動をとるようになります。

これは、たとえ罰を受けた後でも、承認される可能性があることを犬に学ばせる、トレーニングの重要な要素です。

飼い主は、ペットを叩いた後、必ず愛情を示し、理解することが必要です。

たとえ犬が悪さをしたとしても、言葉で叱ったり、小さな修正の後にすぐにご褒美をあげたりして、親切に訂正してください。

これは、飼い主が攻撃していないことを犬に伝えるためです。

愛と指導を示すことで、犬は自分に何が期待されているかを理解し、犬と人間の健康でバランスのとれた関係につながります。

まとめ

結論から言うと、ペットのしつけには、さまざまな要素を考慮する必要があります。

犬は、叱ったり叩いたりした後でも、愛情を示しながら飼い主に近寄ってくることがあります。

これは、罰が「群れ」の境界線をリセットし、優位性を確立するための方法として機能するためです。

また、叩かれた後に特別に愛情を注ぐのは、承認欲求や罪悪感を解消するためかもしれません。

最後に、飼い主がどんな状況にでも必ず、愛犬に対して愛情を示してあげるのが重要です。

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