犬は1年に1回程度のワクチン接種が推薦されていますが、犬にワクチンを打ち忘れてしまう飼い主の方も多いと思います。
そこで、犬のワクチンを打ち忘れてしまったことによって、どのような影響が考えられるのか詳しく解説していきます。
犬のワクチンの打ち忘れについて
犬のワクチンには2種類あるということを知っていましたか?
混合ワクチンのに関しては、打ち忘れてる人が実は結構多いのですが、狂犬病のワクチンに関しては打ち忘れてしまうと大変な事態になります。
狂犬病ワクチン
狂犬病予防のワクチンは、1年に1回打つ事を法律で義務付けられていいます。
つまり、狂犬病ワクチンを忘れてしまうという事は、その義務を破ってしまうということになるので必ず忘れないようにしましょう。
実際に犬にワクチンを打つのを忘れて狂犬病予防法に引っかかり、罰金を課せられた実例もあるので注意してください。
混合ワクチン
混合ワクチンは犬の体にウイルスの抗体をつけることが目的とされています。
混合ワクチンは法律では義務付けられていないもの、あまりにも長い期間打ち忘れてしまっている場合は、それだけ犬の免疫力が下がってしまうのでリスクがあると言えるでしょう。
ワクチンの種類にもよりますが、基本的に1年に1回の接種が必要とされていますが、実はアメリカでは3年に1回で問題ないとされています。
「なんだかあやふやで、本当に必要なの?」と思う方もいるかと思いますが 、私は絶対に必要だと思います。
ワクチンの打ち忘れはヤバい?
狂犬病ワクチンに関しては、打ち忘れてしまうとヤバいどころの騒ぎではなくなりますが、混合ワクチンに関しても正直私はヤバいと思います。
混合ワクチンは、もし打ち忘れてから長い期間が開いてしまうと、犬の体にウイルスの抗体が全く無くなってしまうということになります。
たまに、「犬にワクチンを打つのは費用がかかるから」といって、そもそも混合ワクチンを打たない飼い主の方もいますが、
愛犬がウイルスに感染し動物病院で治療するとなるとそちらの医療費の方が高くなると思われます。
つまり、犬の体のことを考えるだけでなく費用の事をも含めて考えても混合ワクチン接種は必要になるという事ですね。
打ち忘れの期間
犬はワクチンを接種してから2週間後くらいに抗体が出来始めると言われていますが、1年以内にはその抗体が消えてしまうと言われています。
本来のワクチンを打つべき期間の間隔は、1年間程度だと言われていますが、 2、3ヶ月は過ぎてしまっても問題はないと言われています。
というのも、混合ワクチンの交代は1年経つと突然いなくなるというわけではないからです。
ワクチンの効果は時間とともに徐々に減少して、気づいたら抗体が消えてしまうと言う感じですめ。
場合によってはワクチンを打った犬が、1年以上抗体を残っていることもあります。
必ずしも1年以上をワクチンの抗体は残っている訳ではありませんが、 そもそもそこまでシビアに期間を計算してワクチンを接種する必要は無いということです。
しかし打ち忘れない限りは、混合ワクチンの種類にもよりますが、意図的に期間を延ばすというのはおすすめしません。
あくまでも指定された期間を目安に、愛犬にワクチンを接種するようにしてください。
ワクチンを打ち忘れた時の対処法
犬にワクチンを打ち忘れた場合は、犬の免疫力が低下している事が考えられますので、散歩はなるべく控えた方が良いかと思います。
そこまで神経質にならなくても良いという意見もありますが、散歩をしないだけでリスクはだいぶ回避できるので、
散歩をしなくても良い状況であるのならわざわざする必要もないかと思います。
確かに犬の運動不足は懸念されますが、体調を崩してしまったら元も子もありません。
また、他の犬との接触も出来る限り控えた方が良いかと思います。
他の犬とコミュニケーションを取る事で感、染症などに感染してしまうリスクも高まります。
ドッグランなど犬同士のコミュニケーションを目的として使う、施設には出入りしないようにしましょう。
他にも、部屋の中をや犬の体を清潔にし免疫低下が引き金となる事を無くす環境にすることを心がけましょう。
まとめ
ここからはまとめです。
犬のワクチンの打ち忘れは狂犬病ワクチンに関しては絶対にないようにしましょう。
狂犬病ワクチンは、すべての飼い主に義務付けられているので、忘れてしまうと最悪罰金が課せられます。
混合ワクチンの打ち忘れに関しては、2,3ヶ月程度であれば問題無いという意見も多いです。
ただし、犬の免疫力が低下しでしまうリスクもあるので、できればワクチンの打ち忘れがないように予め期間をチェックしておくことが重要です。
以上、いぬさいとでした。