犬を飼っていると、
「なかなか言うことを聞いてくれない!」
「なめられている気がする!」という飼い主さんの悩みを抱える方も多いです。
そのような場合、実は犬から見ると下に見られている可能性が高いです。
そこで今回は、犬に上下関係をわからせるにはどうすればいいのか、飼い犬に服従させる方法を解説していきます。
もくじ
犬に上下関係を分からせるには
犬は一緒に生活していく中で自然と上下関係をつけていきます。
犬の習性に詳しくない人は、犬をと飼い主の関係はしつけをしているうちに自然と飼い主が上になると思うかもしれませんが、実は大きな間違いです。
犬を甘やかしてしまい、犬の欲求のとおりにご飯やおやつを上げていると、犬は飼い主よりも立場が上だと認識していまいます。
ただし、飼い主の決めたペースで世話をすることを心がけると飼い主の方が上と思ってくれます。
詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓
また、子供がいる家庭などで犬を飼う場合、主にお世話をする人をリーダーとして認識する傾向があります。
それ以外の人は犬とのかかわり方にもよりますが、下に見られることが多いです。
特に小さい子供は、犬と同等か下に見られやすいので、子供が犬に触るとうなられたり、下手をするとかまれるなんて事態にも発展します。
家族全員で犬のお世話をしながら、少しずつ上下関係を分からせる必要がありますね。
飼い主に服従させる方法
一度できてしまった上下関係を変えるには時間も根気も必要です。
犬のわがままを今まで許してきてしまった飼い主さんにはかなりつらいかもしれませんが、心を鬼にして取り組んでください。
犬が要求してきても無視する
エサが欲しい、とかあそんでなど、いろいろと要求してくると思いますが、犬の思い通りにはさせないでください。
エサに関しては、吠えて要求してくることもあります。
そういう場合は断固無視してください。
吠えても何しても、自分の思い通りにはしてもらえないと学習させる必要があります。
エサのタイミングをずらす
いつもエサはどのタイミングであげていますか?
飼い主がご飯を食べるタイミングや、毎日同じ時間などだいたい上げるタイミングはいつも同じではないでしょうか。
犬も毎日同じ行動をとっていると、だんだんと学習してきます。
その為、毎日エサを上げるタイミングをずらしてみてください。
また、飼い主が食べる前にエサを上げるのはやめてください。
ごはんを自分が一番に食べれると思ってしまうで、飼い主が下に見られてしまいます。
散歩の際はリードを短めに
散歩に行くとき、リードの長さを気にしたことありますか?
お散歩に行くときは犬にもなるべく自由に歩いてもらいたいと長めに持っているのであれば要注意。
リードが長い分、犬はどんどんと前に行こうと引っ張りながら歩いてしまいます。
これは犬が主導権を持っている証拠です。
散歩をする時は、リードは短く持ちましょう。
犬が前に行き過ぎても、リードが短いとすぐに引っ張ることができるので、犬も勝手に前に行けないと認識してくれます。
犬の信頼を得るには
飼い犬に服従させる場合、気を付けたいのが力づくでいうことを聞かせてしまうことです。
これでは犬はただ恐怖心を抱くだけになってしまい、確かに飼い犬に服従はしますが怖いから従っているだけという状況になっています。
正しく犬と上下関係を築くためには、犬の信頼を得る必要があります。
気分で褒めたり怒ったりしない
犬としては同じことをしているのに、今日は怒らなったけど別の日は怒ったなどと気分によって変えてしまうと、犬はどっちが正しいのかわからなくなってしまいます。
やってはダメなこと、褒めてあげるポイントはあらかじめ決めておき、日によって態度が変わることがないようにしましょう。
嫌がること、怖がることはしない
いうことを聞かせたいからと大声で怒鳴ったり、押さえつけたりということは絶対にやめてください。
いうことを聞かせたいのであれば、悪いことをしたときは無視をすることです。
いいことをしたとか、いうことを聞いてくれた時に思いっきりほめてあげると、その嬉しいという気持ちを学習するので、また褒めてもらいたくて同じように行動してくれます。
犬に上下関係を分からせるには子犬のうちに!
しつけの難易度というのは、その犬を飼い始めたのが子犬からなのか、成犬になってからなのかでも変わってきます。
特に子犬からずっと飼い続けている場合、一度できてしまった上下関係を長く続けていることになるので、自分が上であることが当たり前と思ってしまっています。
しかしどちらにしても、犬の認識が絶対に変わらないということはないので、なかなか服従してくれなくてもとにかく根気よく続けることが大切です。
犬同士でも上下関係は存在する?
多頭飼いをする場合、犬同士でも上下関係があるのかは気になるところですよね?
犬同士でも上下関係は存在します。
ただ、人間との関係と違って、年功序列になることが多いです。
犬同士遊びや生活をしていく中で、できることなどから自然と上下関係ができていくんですね。
また、新たに犬を迎え入れた場合は、新入りが一番下になります。
最後に
犬は甘やかしてばかりでは、飼い主の言うことを全く聞いてくれないわがままな犬に育ってしまいます。
そうならないためにも、犬には誰が主人かをしっかりと分からせて、犬を服従させる訓練をしましょう。
すぐにいうことを聞いてくれるわけではないので時間もかかりますが、根気よく続けてください。
犬と信頼関係を築きながら、飼い主も犬も気持ちよく過ごせる上下関係をつくってくださいね。
以上、いぬさいとでした。