「アルプスの少女ハイジ」というアニメに出てくるヨーゼフの犬種やアニメとは少し違う、本来の性格について解説していきます。
ヨーゼフの犬種
ヨーゼフの犬種はセントバーナードです。
しかしこれは、「アルプスの少女ハイジ」のアニメに限った事であり、初めて日本でハイジの原作が翻訳された段階では、特にヨーゼフの犬種は明記されていなかったそうです。
一説では、本当のヨーゼフの犬種は当時スイスで一般に普及が進んでいた土佐犬の雑種なのでは無いかとも言われていますね。
ヨーゼフの活躍
ヨーゼフが登場するシーンでは毎回おっとりとした音楽が流れて、基本的にほのぼのとしていますが、かたつむりを食べてしまうという若干ショッキングな一面もヨーゼフにはあります。
アルプスの少女ハイジでは、脇役とも言える存在のヨーゼフですが活躍したシーンも何度かありますよね。
遭難者を助けにいく勇敢な姿を見せる事もあれば、崖の下でクッションとなってハイジを助けた奇跡のプレーも印象的ですね。
また、ハイジが怪我をした時には背中に乗せて移動手段となる事も出来ます。
ピッチという小鳥が友達で頭の上に止まっている事もよくありますね。
ヨーゼフを見てると、こんなに賢い犬なんて本当にいるのかな?と思う方も多いかもしれませんが、
アニメだから誇張して描かれているのかと思いきや、結構現実的な設定だったりもするんですよね。
セントバーナードは、実際にアルプスの山中で遭難者を救助していたという歴史がありま。
セントバーナードという犬種は元々先祖がモロシア犬と呼ばれる軍用犬で、かなり賢く人間の言いつけは忠実に守ったそうです。
ヨーゼフはハイジのエピソードで見ても、まさにセントバーナードという犬種そのものなのですね。
セントバーナードの本来の性格
ヨーゼフは常にまったりとしていてる印象を受けますが、セントバーナードという犬種は実際あそこまで寝てばっかりという訳ではありません。
老犬であれば話は別ですが、成犬のセントバーナードはやんちゃな一面もあるのでおもちゃ遊びで走り回ったり、無駄吠えも普通にします。
むしろセントバーナードは体が大きく、体重も重いので、沢山運動しなければ関節を悪くしてしまうリスクもあるみたいです。
また、ヨーゼフと同じように基本的には優しい性格をしていますが、本来は意外と頑固な性格です。
飼い主には忠実ですが気分が乗らない時は結構自分勝手な行動をしたりもしますね。
体が大きい割にはかなりの甘えん坊で、ヨーゼフのように一人でぼーっとしているよりも飼い主の事をずっと見つめていたり、付きまとっている事も多いです。
ただ、頭が良いという事に関してはヨーゼフそっくりで、しつけもかなり楽な方だと思います。
自発的に考える力を持ちつつ、自分の役割を理解して行動します。
それに加えて恐れ知らずで勇敢なので、ヨーゼフがハイジを助けるというエピソードがいくつかあるのも納得できますね。
ヨーゼフの犬種は飼える?
セントバーナードはヨーゼフと同じように、元々アルプスのような寒い地域で暮らしていた為、暑さにかなり弱いという特徴があります。
そもそも湿気が多くて暑い日本の気候には合わないという事ですね。
室内の温度を常に調整すれば暮らせないという事は無いかもしれませんが、ヨーゼフの犬種はとにかく運動量が必要な犬種です。
海外の豪邸のように大型犬が沢山動き回れるスペースがあれば良いですが、基本的に問題が多いですね。
散歩に関しても、人間の徒歩スピードと合わないくらいの体力があるので常にジョギングをされるような方で無いと足りないかもしれません。
それから地味にきついのが、よだれが常に出ている犬種なので部屋が必ず汚れてしまうという事ですね。
ハイジの犬種が欲しい!と思った事のある方は今までも沢山いたようですが、これらの理由から残念ながら飼うのを諦めてしまう人がほとんどですね。
詳しくは、下の記事でも解説しているのでご覧になってみて下さい。↓
まとめ
ここからはまとめです。
アルプスの少女ハイジで出てくる、ヨーゼフという犬の犬種はセントバーナードです。
基本的にヨーゼフの性格とほとんど変わりはありませんが、頑固な一面も持っていますね。
日本で飼いたいという人も多いですが、一緒に暮らせる環境はかなりハードルが高いので諦めてしまう人も多いです。
以上、いぬさいとでした。