犬に早朝から起こされて、寝不足になるという飼い主の方は本当に困りますよね。
子犬の頃は普通に寝ていたのに、老犬になったら突然早起きになったなんて話もよく聞きます。
犬はなぜ早起きになってしまうのか、気になる原因と対処法をご紹介します。
愛犬の様子をしっかりとチェックして、飼い主も犬もぐっすりと眠れるように改善していきましょう。
もくじ
犬に早朝に起こされるのはなぜ?
ほとんどの犬は一緒にいる家族と同じような生活リズムで動きます。
飼い主が起きたら一緒におきる、飼い主が寝るタイミングで一緒に寝ます。
たまに夜中にトイレに起きることはありますが、全ての犬が早起きということはありません。
よってもし犬が早く起きる場合は次のような原因が考えられます。
音に敏感に反応する
早朝だと新聞配達のバイクや車の音が意外と犬には聞こえてくるものです。
その音に目が覚めて、吠えてしまうこともありますね。
トイレが近くなる
年を取ってくると、犬もトイレが近くなってきます。
頻繁に目が覚めてしまうので、つい早起きになってしまいます。
また、トイレを外でする習慣ができている犬は、トイレに行きたいけど外に行けないと飼い主を起こしてアピールしてくる事もあります。
運動不足
日中の運動が足りていないと、体力が有り余っているので朝早く目が覚めてしまうことがあります。
この場合は、飼い主にじゃれて散歩に連れて行ってアピールをしてきます。
お腹がすいた
お腹がすいて目が覚めてしまったというケースもあります。
この場合も、飼い主の元に来て起こそうする事が多いです。
犬になるべく遅くまで寝てもらう方法
犬が早く起きてしまうと、飼い主まで起こされてしまうので正直いい迷惑です。
もう少し寝かせてほしいという時も当然あるでしょう。
そこで、どうしたら犬がなるべく遅くまで寝てくれるのか、具体的な方法をご紹介します。
昼間に遊ばせる
体力が有り余って、すぐに起きて遊びをせがまれるという場合は、とにかく体力を消耗させることが一番です。
平日は朝晩にしっかりと散歩をさせてください。
また、お休みの日にはドッグランなどに連れて行ってしっかりと走らせるといいですね。
しっかりと体を動かして疲れた犬ははぐっすりと寝てくれますよ。
早く寝かせない
基本的には飼い主の寝る時間に合わせればいいのですが、飼い主が寝る前からくつろいで寝ていたりすることがあります。
少しかまったりして寝るのを少し我慢させてみましょう。
えさの量を見直す
お腹がすいて起きてくる場合は、夕飯が足りていないということです。
えさの量が適切かどうかをもう一度見直してみてください。
食べ過ぎな量でないのであれば、もう少し増やして様子を見てみましょう。
また、えさの量が適切ということであれば、夕飯の時間を見直してください。
夕飯の時間が早すぎると、やはり朝方にお腹がすいてしまいます
その場合は、夕飯の時間を遅らせてみてください。
夜に散歩してみる
老化とともにトイレが近くなってくるのは仕方がないことです。
家の中でトイレができるのであれば自分で勝手に行くので特に問題がないのですが、外でトイレをする習慣ができている場合は、夜少し遅めに家の近所だけでも散歩するのをおすすめします。
老犬になると早起きになる?
老犬になるとどうしても寝る時間も長くなってきます。
1日のうちほとんど寝てすごします。
昼間にある程度睡眠をとっているため、夜にしっかりと寝てくれなくなります。
昼間寝てしまうから、逆に夜起きてしまうという昼夜逆転生活になってしまうことも。
ただ、ある程度老犬になると仕方がないことです。
夜泣きや無駄吠え、飼い主を起こすという行為をしない限りは、様子を見守ってあげましょう
犬が朝吠える理由
犬が朝吠えると、飼い主も起こされるし近所迷惑にもなるので必ずやめさせたいですよね。
犬が朝だけ特別に吠えるということはありません。
普段から吠えるくせがついているから、時間に関係なく吠えているのです。
犬が吠える理由としては次の事があげられます。
音に警戒している
誰かが訪ねてきたときは、近所で音がしたらそのたびに吠えていないでしょうか?
相手を威嚇して吠えています。
新聞配達の人や、早朝の車の音など、昼まではあまり気が付かない音でも朝は周りも静まり返っているので、余計に音が聞こえてくることがあります。
何かを要求している
遊んでほしい、ご飯が欲しいなど何かをしてほしいことがあると、吠えて飼い主に知らせることもあります。
それは普段から吠えても特にとがめずに要求を聞いてしまっているという証でもあります。
犬は吠えたら希望をかなえてもらえると学習してしまっているので、吠えることで要求を伝えるようになっています。
吠えるのを辞めさせたければ、まず吠えたら無視するということを徹底しましょう。
最後に
犬に早朝に起こされると、「もうちょっと寝かせてくれ!」とつい思ってしまいます。
しかし、普段は人間とともに生活リズムを作っていく犬が早く起きるということは、必ず原因があるのです。
その原因を取り除いてやると、犬もまたしっかりと寝てくれるようになります。
まずは犬がなんで早起きなのか、犬の様子を観察してみましょう。
また、老犬になってくるとどうしても早く起きるのは仕方がなくなってきます。
早朝に吠えたり、飼い主を起こすなど迷惑行為をしないのであれば、犬の好きにさせてあげましょう。
吠えるという行為は、早朝だからするわけではなく、日中も同じように吠えているはずです。
吠えるという行為をやめさせるよう、しつけをして下さいね。
以上、いぬさいとでした。