日本伝統の犬として今でも人気の高い甲斐犬。
秋田犬や柴犬など、飼い主に忠実で外飼いに適した犬種が再び注目を集めていますね。
しかし、そんな甲斐犬の本当の性格を知らないという方も多いのではないでしょうか?
甲斐犬は凶暴?
甲斐犬は元々、日本で狩猟犬として活躍していた立派な闘犬と言えます。
お世辞にも飼いやすいとは言えませんし、攻撃性も高く非常に凶暴な性格をしていると言われています。
一部では
「甲斐犬が凶暴というのは嘘だ!」なんて言う意見もありますが、他の犬種と比べれば間違いなく凶暴な性格をしていると言えます。
確かにきちんとしつけをすれば飼い主の言うことはしっかりと守り、甲斐犬の凶暴性を抑えることはできるかもしれませんが、それは他の犬種でも同じことが言えます。
甲斐犬が持っている「本来の性質」「性格」が凶暴だということは紛れもない事実ですね。
実際にあった事故
ここで、甲斐犬による実際にあった事故を紹介していきます。
最も有名な事故で言うと、2012年にイギリスで秋田犬が3歳児を遅い十針を縫う大怪我をしたというニュースがありました。
実際に被害者の顔写真も公開されており、非常に痛々しい姿になっています。
この事故が甲斐犬の凶暴性が世界中に知られるキッカケとなったようです。
海外では、甲斐犬が一歳の赤ちゃんに噛み付いて怪我させてしまったり、ヨークシャーテリアを噛み殺してしまった事故もあります。
他にも柴犬や秋田犬が人間を怪我させてしまった事故は数多くあります。
日本ではなぜか甲斐犬が危険犬種として指定されていないものの、海外では秋田犬の飼育が禁止されていたり輸入が制限されている事も多いです。
「甲斐犬はしつけば大丈夫!」と言っても、統計的に見て甲斐犬がこのような事故を起こしてしまう可能性もあるので、決して安全とは言えないですね。
甲斐犬の性格は?
ここからは、甲斐犬の性格を具体的に解説していきます。
凶暴
先ほども話した通り、甲斐犬は非常に凶暴な性格をしています。
元々カモシカやシカを狩っていたという歴史もあるので、甲斐犬には敵と認知した動物を倒す事が本能的にインプットされているのです。
人見知り
甲斐犬は他の犬種と違い、人見知りで仲良くなるのにも時間がかかる犬種です。
ドッグランに連れて行っても初対面で仲良く遊ぶ事はあまり無いです。
どちらかというと他の犬を追いかけ回す、狩り似た遊びを自分自身で楽しんでいる印象です。
甲斐犬は、普段見かけた事のない人間が無理に仲良くなろうとすると、警戒して突然キレ出す事もあるので甲斐犬は凶暴な上に繊細な犬だと言えるでしょう。
頭が良い
唯一、甲斐犬の長所と言えるのは、頭が良くて物覚えが早いということです。
信頼している飼い主がしつけたことは忠実に従うので、プロのドッグトレーナーからすればしつけやすい部類の犬だそうです。
ただ、飼い主としての威厳を保ちつつ適切なしつけが必要なので、初心者の方は難易度が高い犬だと言えんでしょう
甲斐犬が危険な理由
ここからは甲斐犬が危険な理由を具体的に解説していきます。
なつきにくい
甲斐犬はその凶暴さと人見知りな性格ゆえに、なつきにくいという特徴もあります。
飼い主との信頼関係を築くのに時間がかかるので、なかなか思うようにしつけができないという事になりやすいです。
甲斐犬がなついていないという事は、それだけ警戒心を持ってしまうことになるので、何かしらの要因で突然で興奮し、飼い主に噛み付いたりなどの事故も起こしやすいです。
制御するのが難しいという意味でも、甲斐犬は危険だと言われている理由になります。
噛み癖
本来犬は、人間との生活を続けているうちに「噛むことはいけない事だ」ということを自然と理解していくと思うのですが、
甲斐犬は「敵意がある=噛みつく」のが自然になってしまっているので、噛み癖を持ちやすくなっています。
元々持っている習性であるがゆえに、噛み癖を改善するのも手間がかかる傾向があるようです。
しつけの過程で甲斐犬が飼い主に噛みつくということもよくあるので、それだけリスクも高く危険だと思われます。
まとめ
いかがでしたか?
確かに甲斐犬は子犬の頃からしっかりと適切なしつけをしておけば穏やかな性格に育てることはできますが、
甲斐犬の元々持っている性質や実際にあった事故の件数を考えると凶暴であるということは間違いないと言えるでしょう。
性格も他の犬種とは少し特徴が異なるので、しつけるには危険が付きまといます。
正直、犬を飼う事自体。が初めてのような初心者の方は、甲斐犬を飼うのはおすすめできないですね。
以上、いぬさいとでした。
コメント
本質的な面はあるかもしれないですが一概にすべての甲斐犬が危険だとは言えないと思います。育った環境で変わるし、現にあるブリーダーさんのところは穏やかな性格な子ばかりでした。