皆さんは極小豆柴という犬種を知っていますか?
豆柴でも小豆柴でも無い「極小豆柴」とは一体どんな犬種なのか、詳しく解説していきます。
極小豆柴とは
極小豆柴とは、簡単に説明すると柴犬の中でもかなり小さい種類の犬種となります。
柴犬の小さいバージョンと言えば豆柴が有名ですが、それよりも小さい種が極小豆柴となります。
基本的にペットショップで売られていることはほとんどなく、豆柴を扱っているブリーダーがその中でも小さい固体を極小豆柴として販売したのが始まりと言われています。
ただし、ティーカッププードルやマルプーなどのミックス犬と同じよう、日本で認定された正式な犬種では無いため、極小豆柴の血統書というのは存在していません。
結局はブリーダーが独断で名付けたに過ぎないので、そこは勘違いしないようにしましょう。
極小豆柴の読み方
極小豆柴の読み方は「ごくしょうまめしば」です。
小豆柴は「あずきしば」なので、小が付いている事で混合しやすいですが、極小の豆柴という認識で良いと思います。
ちなみに極豆柴(ごくまめしば)とも呼ぶ事があるので、さらにややこしくなっていますが、極豆柴と極小豆柴は同じ犬種として扱われている事が多いです。
極小豆柴の特徴
極小豆柴は、その名の通りサイズが本当に小さくて、成犬になっても子犬と間違えるレベルの大きさだと言われています。
小さいのにも関わらず、元気いっぱいのその姿は非常に可愛らしいですが、
小型の柴犬同士を掛け合わせて、どんどん小さくして行った最終型でもあるので、普通の柴犬よりも体が弱いとも言われています。
なので外飼いには適しておらず、室内飼いをおすすめするブリーダーが多いですね。
基本的に見た目は柴犬の子犬の姿と変わりませんが、骨格が全体的に小型で、成長しても体重がある程度の位置で止まります。
カラーは柴犬と同じように黒や白ゴマ色赤色が一般的ですね。
稀にその他のレアカラーの極小豆柴も存在しますが、探して見つかる可能性は低いと思います。
極小豆柴の体重
成長後の極小豆柴の体重に関してですが、2㎏前後の子が多いです。
極小豆柴と言うからには豆柴よりも小さいはずですが、場合によっては2㎏代の後半まで大きくなる事もあるそうです。
成長した後にどのくらいの体重になるかはその子が過ごした環境によって大きく異なるため、ブリーダーでも予想するのは難しいです。
「極小豆柴を買ったはずなのに、豆柴よりも大きくなった!」
なんて事もよくあるそうで、トラブルも多いと言われています。
ブリーダーが極小豆柴と明記して販売していたとしても、必ずしも極小のまま成長してくれるとは限らないので、
なんだか詐欺のようで納得はいかないですが、ある程度は仕方のない事なのかもしれませんね。
ただし、極小豆柴が豆柴よりも大きい通常の柴犬並みに成長していたとしたらブリーダーが騙していたという可能性もあるので注意が必要です。
購入を検討している方は、本当に柴犬並の大きさに成長しないか念を押して聞いておきましょう。
極小豆柴の価格
極小豆柴の価格、値段についてですが、ブリーダーによってかなり差があるというのが現実です。
大体20万~60万前後となりますが、極小豆柴の顔つきが良かったり、毛色がレアカラーであったりすると、それ以上の値段になる可能性もあります。
基本的に赤色や茶色系統の極小豆柴よりも、黒色の毛色の極小豆柴の方が高くなっているかと思います。
極小豆柴は他の犬種とは違い、慎重に交配を重ねて大きく育たないようになおかつ健康に支障が出ないようにしているので、それだけ価格も高くなる傾向があります。
現在は「小豆柴ブーム」という事もあり、極小豆柴の値段も高くなってきている印象があるので
もしかするとこれから価格が下がるかもしれませんが、それがいつになるかは正直まったく予想がつきません。
極小豆柴の性格
ここからは極小豆柴の性格について解説していきます。
極小豆柴は元気っ子という感じの性格の犬が多いと思います。
大きさに関してはかなり小さいですが、ちょっとした刺激にでもすぐ興奮してはしゃぎ出すので存在感はあります。
飼い主と遊ぶのが大好きな犬種と言えるでしょう。
また、飼い主の指示に忠実に従いますので、信頼関係さえ築く事さえ出来れば、きっと毎日の生活に欠かせない素敵な人生のパートナーとなることでしょう。
環境の変化には若干弱いですが、通常の柴犬よりもフレンドリーな子が多いという印象もあります。
ただし柴犬と同じように、極小豆柴の先祖は狩猟犬として活躍していていた歴史があるので、噛み癖や吠え癖には注意しなくてはなりません。
極小豆柴の咬筋力は通常の犬よりも弱いので、怪我には繋がりにくいかもしれませんが、しつけ方を誤ると扱いの難しい成犬育ってしまう可能性もあるので注意してください 。
まとめ
ここからはまとめです。
極小豆柴は、通常の柴犬より小さい豆柴よりもさらに小さい極小サイズの豆柴です。
ブリーダーによって極小豆柴の基準は様々ですが、体重は2 kg 前後から1㎏の後半である事が多いです。
価格は他の犬種と比べて割高で20万から60万ほどとなっています。
極小柴犬の性格に関しては、 元気っ子で賢いという印象が強いです。
もちろん育った環境にも左右されますが、基本的には室内で飼うのに適した犬種と言えるでしょう。
以上、いぬさいとでした。