犬同士で首を噛むのはじゃれあい?【じゃれ噛み】が激しいときの注意点

犬の行動に関する質問で多いのが、

「犬同士が首を噛み合うのは問題ないのか」というものです。

この質問に対する答えは複雑で、

  • 犬種や気質、
  • 置かれている環境、
  • 犬同士の関係性

など、さまざまな要因に左右されます。

そして、じゃれあいなのか喧嘩なのかを判断することも大切ですね。

犬同士で首を噛むのはじゃれあい?

犬同士が首を噛むとき、それが必ずしも攻撃性のサインとは限りません。

犬は遊び半分に互いの首や頭を噛むのです。

なので通常、害はないです。

これは犬の正常な行動であり、ただのじゃれあいです。

しかも犬が噛みつきの抑制と制御を学ぶことができるため、良いことであると言えます。

しかし、どちらかの犬が遊びの中で強引になったり、攻撃的になったりすると、危険な状態になることがあり、対処する必要があります。

また、人間にとっては首を噛む行為がじゃれあいに見えないことも多いです。

人間にとっては心配な行動ですが、犬同士にとっては

「これはじゃれあいなんだ!」

と理解して遊んでいる場合が多いようです。

とはいえ、犬にとって危険性はなくとも人間にとっては危険なときもあります。

うかつに手を出したら、人間の皮膚ではケガをすることがあるかもしれません。

無意識のうちに力を入れ過ぎたり、噛み付かれた犬が敵意を持っている場合には、事故が起こる可能性もあるでしょう。

そのため、犬同士が遊び合う際に、飼い主が注意深く見守ることが重要です。

また、犬同士で首を噛む行為が嫌がられたり、遊び方が強すぎると感じる犬もいます。

特に、小型犬や年配の犬は、遊び方に気を遣う必要があります。

犬同士の遊び方は、個体によって異なるため、飼い主は自己責任で適切な判断をする必要があります。

犬の関係から見ると、首を噛む行為はじゃれあいには違いありません。

しかし、それがすべての犬に当てはまるわけではありません。

飼い主は、自分の犬が安全に遊べる環境を整えるために、犬同士の遊び方や様子を注意深く見守ることが必要です。

犬同士のじゃれ噛みの特徴

では、犬同士のじゃれ噛みの特徴は何でしょうか。

まず、犬同士のじゃれ噛みは比較的軽いことが多く、本気で噛むことはほとんどありません。

また、頭や首、胴体をじゃれ噛みすることが多いですが、これらの場所は犬同士のじゃれ合いにおいて攻撃する場所ではありません。

むしろ、相手を誘うためのサインとして位置付けられます。

ただし、犬同士のじゃれ噛みには危険が潜んでいる場合があります。

例えば、犬同士のサイズや力の差がある場合、小型犬が大型犬と遊び始めたり、年齢や体力差がある場合、若い犬と年配犬が遊び始めたりすると、怪我をする場合があります。

また、あまりにも興奮してしまい、じゃれ噛みが過激になることもあります。

犬同士のじゃれ噛みは、社交的な犬にとって自然な行動であり、コミュニケーションの手段の一つです。

しかし、飼い主は必ずしも全ての犬が安全に遊べるわけではないことを忘れず、適切な監視を行うことが必要です。

犬同士で足を噛むのもじゃれあい?

犬同士が足を噛むのは、人間が見るとただの攻撃に見えることがありますが、

足を噛む場合に関しても、実際は犬同士の遊びの一環です。

ただし、犬同士が足を噛むことで遊んでいる中で、時に過剰反応を示したり、激しく噛み合うことがあります。

これは、首よりも足の方が犬からしても【これは遊びだよ】というメッセージが伝わりにくいからです。

また、足を噛むことで体制を崩して、それが犬の怒りに直結し、本気噛みに発展することもあります。

成犬の犬同士で首を噛むのは危険?

成犬でも犬同士で首を噛むことがありますが、攻撃性の兆候に注意することが大切です。

成犬には、相手の犬に痛みや不快感を与えるような噛みつきはさせない方がよいでしょう。

このような行為があった場合は、犬同士を離し、適切にコントロールできるようになるまで遊びに従事させないようにするのが最善です。

そして成犬同士が首を噛み合う際には、子犬よりも注意が必要です。

その理由は、成犬同士の力の差や噛んだ方の疲れ具合、犬種によって力が強い場合があるため、傷害を負う可能性があるからです。

特に犬種によって噛む力が強い場合は、傷が深くなってしまうこともあります。

また、犬同士が首を噛み合う場合は、遊びの一環であっても、成犬の場合は特に飼い主は注意が必要です。

というのも、成犬は特に遊びの中で犬同士が興奮しすぎて、噛み合いがエスカレートして攻撃につながる場合があるからです。

そのため、飼い主は遊びの様子を常に見守り、犬に興奮が収まったら遊びを止めるようにしましょう。

犬の成犬同士の遊びは、犬同士の友好を深めるためにも重要です。

しかし、何事も適度に行うことが大切ですね。

犬同士のじゃれあいが激しいときの注意点

犬同士のじゃれあいが激しくなりすぎると、ケガや攻撃につながる可能性があります。

そのため、犬の注意を引きつけ、じゃれあいを控えさせることが必要です。

まず、犬同士のじゃれあいが始まったら、近くにいる人は犬の周りを歩きながら、犬たちに注意を払いつつ、状況を把握するようにしましょう。

もしも、犬たちのじゃれあいが過激になり、威嚇や攻撃につながるようになった場合には、犬たちを引き離す必要があります。

これは、人も犬も怪我をしないために重要なことです。

また、新しい犬と遊ばせる場合には、環境が変わって緊張している場合もあるので、注意が必要です。

この辺はこの記事で解説してます
【ドッグランで多い事故やトラブルは?】

新しい犬と既存の犬がじゃれあっているときには、大きな音を出したり、じゃれあっている犬たちの注意を引くような行動を取らないようにしましょう。

静かに犬たちを見守り、万が一犬たちが激しい感情になってしまった場合には、引き離すことが必要です。

総じて、犬同士のじゃれあいは楽しい時間ではありますが、安全に過ごすためには常に注意する必要があります。

犬たちが楽しくじゃれあっていても、周囲を歩きながら、常に状況を把握し、じゃれあいを控えさせるようにしましょう。

まとめ

犬同士が首を噛むのは遊びのサインでもありますが、攻撃的になり過ぎると一気に危険な状態になります。

攻撃性のサインを意識し、遊びが荒くなったら介入することが大切です

適切な監督と指導があれば、遊び半分で首を噛むことは、犬にとって楽しい行為になり得ます。

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