【ポメラニアンの脱臼の症状や治し方】手術は必要?

こんにちは、いぬさいとです。

今回はポメラニアンの脱臼の、症状や治し方、手術は必要なのかについて詳しく解説をしていきたいと思います。

ポメラニアンの脱臼について

ポメラニアンにとって脱臼は最も身近で、注意しなければならない怪我のひとつです。

というのも、ポメラニアンは元々他の犬種と比べて細骨で、脱臼をしてしまうリスクが高いと言われており、実際に日常生活の中でも簡単に骨折をしてしまうからです。

「ポメラニアンを飼う」という事は常に脱臼をしないように注意しながら育て、生活していくという事になります。

少し大げさに感じるかもしれませんが、ポメラニアンはソファーからジャンプをしたり、夢中になって遊んでいるだけでも、何かの衝撃で脱臼をしてしまう事が多々あるので、

ポメラニアンに合わせた室内の環境をきちんと作ってあげる必要があります。

膝蓋骨脱臼とは

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)とはパテラとも呼ばれ、ポメラニアンなどの小型犬がよくなってしまう脱臼の一つです。

関節の可動域を越えた運動をした際などに骨の関節がズレてしまう事で発症します。

膝蓋骨脱臼は大きく2種類に分けられ、外側にズレて脱臼してしまう事を外方脱臼、内側にズレて脱臼してしまう事を内方脱臼と言います。

また発症するのはメスの方が多く見られ、オスと比べて発症率が1.5倍ほど高いようですね。

ポメラニアンに脱臼の症状

膝蓋骨脱臼にはグレードと呼ばれる症状の重さの基準のようなものが存在します。

ポメラニアンの治療をするに当たって重要な目安にもなるので、もし愛犬が膝蓋骨脱臼だと診断された場合、どのグレードに属しているのかしっかりと把握しておきましょう。

グレード1

普段の生活の中で自然に脱臼はしませんが、指で押すと脱臼します。

指を離すと脱臼状態から元に戻り、生活に支障はきたさないです。

グレード2

指で押すと簡単に脱臼してしまい、指を離しても脱臼状態から自然には元に戻らないです。

生活の中でも衝撃が加わると、自然に脱臼することがあります。

グレード3

常に脱臼し状態が続きます。

指で押すと脱臼状態から一時的に正常な位置に戻せますが、指を離すと脱臼状態に戻ります。

グレード4

常に脱臼した状態で、指で押したりしても全く正常な位置に戻す事ができません。

これらの膝蓋骨脱臼のグレードはあくまでも目安として言われている事なので、実際に獣医師さんに診て貰わなければ詳細は分かりません。

ただ、ポメラニアンがグレードの2以下の数値の場合、そもそも膝蓋骨脱臼が発症している事に飼い主が気づかないという事も多いです。

日頃からしっかりと愛犬の言動を気にかけておき、何か異常を感じた際にはすぐに対処できるようにしておきましょう。

その為には、ポメラニアンが脱臼している時の具体的な症状をよく把握しておく事が重要です。

ポメラニアンなどの脱臼しやすい犬種を飼っている方は特に、知っておく必要がある事なのでしっかりと覚えておいてくださいね。

手術は必要?

ポメラニアンの脱臼は症状の重さによっては手術が必要となる事も考えられます。

脱臼に加えて炎症なども重なった場合には、歩行自体が困難となる事も多い為、内科治療だけでは完全に治らないという事も多いようです。

また、外科手術をいた際には、愛犬の入院なども必要になる為、費用もそれだけ大きくかかってしまいます。

具体的にどの程度の費用がかかるかというのは下の記事に書かれていますので読んでみて下さい。↓

【ポメラニアンの足は骨折しやすい?】ジャンプは絶対にダメ! の記事はこちら

脱臼の治し方

脱臼の治し方については、正直飼い主さんが出来る事は限られてしまいます。

栄養失調が原因の場合、栄養のある食事として鶏の骨の餌を与える事で完治したという話も聞いた事がありますが、基本的には獣医師さんの治療に任せるという形になります。

具体的にはレーザー治療や内服薬による治療から、骨組織の再建術などの外科治療になります。

飼い主さんが出来る事をあえて言うならば、愛犬のポメラニアンがなるべく安静に過ごせるように生活環境の改善を目指す事です。

犬は人間と違い、「足に負担のかかる事はしないで」と伝えても走ろうとしたり、遊んでしまったりしてしまいます。

ケージなどでなるべく動かないよう行動領域を狭めつつ、ストレスが溜まらないように配慮する事が重要ですね。

まとめ

いかがでしたか?

脱臼には症状の重さによってグレードが分けられますが、ポメラニアンを飼っている方は特に身近な怪我なので、しっかりと症状を把握しておくようにしてくださいね。

またポメラニアンの膝蓋骨脱臼は毎日の過ごす生活環境によって発症するリスクは変わってきます。

なるべく足の関節に負担がかからないようにケージの位置などを工夫した方が良いかもしれません。

以上、いぬさいとでした。

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