2匹目の犬を飼う際には正しい手順を踏まないと、先住犬と後住犬がお互いにストレスを感じてしまう可能性があるので注意が必要です。
今回は2匹目の犬を迎え入れる際の初対面でどのような対応をすればいいのか詳しく解説していきます。
もくじ
2匹目の犬について
まず初めに、2匹目の犬を飼う上で多頭飼いに適切な環境が作られているかどうかを確認してください。
2匹目の犬を迎え入れた後でケージ(ハウス)やご飯などを準備するのでは、正直手遅れだと言えます。
というのも、2匹目の犬が迎えれたその瞬間に、ケージやおやつを活用することも多いので、必ず2匹目の犬を迎え入れる準備をしっかりと済ませた上で多頭飼いを始めてください。
2匹目の犬の初対面
2匹目の犬を迎え入れる際に、一番重要なポイントは先住犬と後住犬の初対面です。
人間も第一印象が大事と言うのはよく知られていますが、犬も同じように初対面の第一印象でその後うまくやっていけるかどうかがかなり影響します。
実際に無知な飼い主が、適当に2匹目の犬を迎え入れ、先住犬と後住犬の仲が悪くなってしまったケースは沢山あります。
2匹目の犬と先住犬を合わせる初日の初対面は、必ず適切な手順を踏んで会わせてください。
初対面に失敗すると
脅すつもりはありませんが、もし初対面で失敗してしまうと、どちらかの一匹がもう一匹に嫌悪感を示し、コンゴの生活で常に警戒心を解かないで過ごす事になるかもしれません。
そうなってしまうとその犬は日常的に常にストレスを感じながら過ごさなければいけなくなり、場合によっては身体に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
その時だけならまだしも、今後ずっと同じ屋根の下で一緒に過ごしていく仲間が自分に危害を加えるかもしれないと常に疑いの目で関わるというのは相当なストレスになる事だと思います。
たまに「うちの子(先住犬)は 人見知りをしないから 大丈夫でしょ!」
と、突然二匹を同じ部屋に解き放ってしまう飼い主の方もいますが、今後の事を思うのなら絶対にやめたほうが良いです。
もちろん場合によってはそれでうまくいく可能性もありますが、初対面で失敗するリスクを考えると正しい手順で二匹目の犬との初対面を迎えた方が賢いかと思います。
子犬が先住犬と接触する時のポイント
それでは初日に2匹目の子犬と先住犬を、初対面で接触させる時の手順やポイントを具体的に解説していきます。
ケージ越しに合わせる
初対面で犬同士を接触させる際には突然同じ部屋に解き放つのではなく、まずはケージ越しに顔を見せ会うのが良いでしょう。
初日になるべく先住犬の匂いがついていない場所(先住犬のハウスから離れた場所)に2匹目の子犬が入ったケージを置きましょう。
これならば仮にどちらかの犬が警戒心マックスで危害を加えようとしても、実際に噛みつかれることはありませんし、吠えられても安心して近づくことができます。
こうして長い時間をかけて徐々にお互いの犬が警戒心を解くのを待ちましょう。
あまり干渉しない
2匹目のに犬を会わせる際には飼い主があまり干渉しないのも重要です。
お互いが警戒しており、今にもケージ越しに飛び掛かりそうになっているのであれば止めても良いとは思いますが、
どちらか片方の犬が警戒心を持っていたとしても、基本的に初日はどちらの犬も警戒心を持ってしまうものです。
見知らぬ犬に吠えるというのも、犬の本能なので仕方のない事です。
犬自身が(ケージがあるので)自分に危害を加えないという事を理解出来れば、お互い挨拶のように匂いを嗅ぎあうので、それまではあまり干渉せず見守っていましょう
ケージから出す
お互いが匂いを嗅ぎあって先住犬と2匹目の犬の挨拶が終わると、素っぽを振って興味を示す瞬間が来ます。
その時にゆっくりとケージから出してお互いをじゃれさせてあげましょう。
この時どちらかの犬が逃げるまたは嫌がっていたとしても、ある程度は仕方が無いことです。
理想はどちらの犬も興味津々でお互いの匂いを嗅ぎ会うことですが、そううまくはいかないことも多いです。
すぐにケージに入れる
二匹目の犬と先住犬がある程度じゃれ合って、どちらかの犬がヒートアップして警戒した鳴き方をするようになったら、すぐにケージに戻してあげましょう 。
ここでの対応が遅れてしまうと、どちらかの犬がもう片方の犬に対し嫌悪感をもってしまう可能性もあるのでタイミングが重要と言えます。
おそらくすぐに犬が興奮して力強く絡んで行くことになるかと思いますが、仮にそうならなかったとしても、30分以内にはすぐにケージの中に戻してしまうのが良いかと思います。
【先住犬が弱いと大変!】
ここまで初日に二匹目の犬との初対面で注意するべきポイントを解説してきましたが、手順通りに接触させだとしても必ずうまくいくとは限りません。
先住犬が2匹目の犬より弱い場合には初対面が、より困難になる事かと思います。
先住犬が弱い場合の対応については下の記事で詳しく解説しているのでご覧になってみてください。↓
【犬の多頭飼い】先住犬が弱い場合は注意!後住犬が噛む、吠える対策
まとめ
ここからはまとめです。
二匹目の犬と先住犬に会わせる際には、突然同じ部屋で初対面を迎えるのではなく、必ずケージ越しに2匹を慣れさせてからコミュニケーションをとらせることが重要です。
もし初対面で失敗してしまうとお互いの犬が今後警戒を解きにくくなり、より多頭飼いの難易度が上がってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ケージから出した後も すぐに仲良くなれるとは限らないので、初めのうちは子犬をすぐにケージに閉まってしまうのも重要です。
焦らず気長に長い時間をかけて2匹の犬が居心地が良くなるように促していきましょう。
以上、いぬさいとでした。