こんにちは、いぬさいとです。
ポメラニアンは超小型犬の中でもかなり人気な犬種のひとつですが、先祖はどんな犬なのか知っていますか?
今回は、ポメラニアンの先祖について詳しく解説すると共に、サモエドやスピッツなどの違いについて解説していきたいと思います。
ポメラニアンの先祖は?
まずポメラニアンの先祖についてですが、ロシアの北部でソリ犬として活躍していた大型犬のサモエドです。
元気いっぱいに走り回る姿は日本の気候でイメージしている方も多いので、意外に感じる方もいるかもしれませんね。
ポメラニアンは水に濡れると激やせしてしまうような骨細の犬種で、怪我もしやすいと言われていますが、元々は雪道でソリを引っ張れるほどの力があったようですね。
なぜあんなに弱そうな可愛いらしい見た目になってしまったのかはさておき、考えてみるとサモエドとの共通点は多いです。
例えばポメラニアンの毛はダブルコートと呼ばれる下毛と上毛の二段構造になっていますが、これは雪国出身の寒い地域に住んでいた名残りなのでしょう。
ポメラニアンが他の犬種に比べて暑さに弱いというのも納得ですね。
それからポメラニアンは超小型犬という分類にあるにも関わらず、かなり賢い犬種のうちのひとつです。
普通は脳の面積が大きい大型犬の方が賢くなるような気がしますが、ポメラニアンのあの頭の小ささでも頭の良い犬ランキングには常に上位に位置しています。
飼い主の命令を聞いてソリを引けるような賢い先祖だったからこそ、ポメラニアンも知能が高くなったのですね。
サモエドやスピッツとの違い
よく勘違いしてしまう方も多いですが、先祖と言ってもサモエドは今もなお、現役で雪国に多く飼われています。
先祖だからとて別に絶滅した訳ではないという事ですね。
ここで気になるのは、スピッツという犬種の事です。
スピッツは日本原産の犬種として爆発的な人気を博した、有名な犬ですが先祖がポメラニアンと同じようにサモエドに当たります。
スピッツもポメラニアンもサモエドという事になると混乱してしまう方もいるかと思いますが、そもそもポメラニアンはスピッツ系の犬を室内で飼えるように改良された犬種なので、先祖が被っているのは当たり前です。
つまりポメラニアンの大元の先祖はサモエドですが、途中にスピッツ系の犬が入るので、日本でよく飼われているスピッツも先祖であり、親戚のようなものです。
また、ポメラニアンの歴史や発祥国については下の記事に詳しく記載されているのでご覧になってみて下さい。↓
ポメラニアンの発祥国は?どんな歴史で日本に来たの? の記事はこちら
ポメラニアンの先祖の性格
ポメラニアンの先祖の大元はサモエドという事ですが、ポメラニアンの性格に関しても、先祖の影響を受けていると言えます。
まず、サモエドは大型犬である事から、特徴として小型犬のような飼い主に溺愛する傾向はあまり無いと言えます。
ポメラニアンも同じように他の超小型犬と呼ばれる犬に比べて、飼い主に対して常に側から離れられないような事が少ないです。
もちろん飼い主の事が好きならばそれだけ側にいる事も多くなるかと思いますが、意外と自分の時間も必要なのがポメラニアンの性格です。
誰にも干渉されない自分だけの空間というものが無いとポメラニアンはストレスを感じてしまう事も多いと言われています。
他にも、ポメラニアンは無邪気でとにかく元気が良いというのもサモエドの活発な性格を受け継いでいると感じますね。
ポメラニアンはあの小ささからは想像できないような行動力を持ち、好奇心も旺盛で全力で毎日を楽しんでいる感じがしますね。
そしてポメラニアンが飼い主に従順でしつけが比較的簡単なのも、サモエドの人見知りをしない性格と頭の良さが良い意味で影響していると考えられます。
先祖返りとは
先祖返りとは、犬が一定のタイミングで先祖の犬のような行動や仕草を見せる事を言います。
ポメラニアンに例えてみると、大型犬のサモエドのように上を向いて勇ましい遠吠えをする事なんかを言いますね。
飼い主からしてみれば夜にオオカミのような遠吠えをされたら迷惑な話ですが、小さなポメラニアンでもたまに大型犬のような仕草を見せる際には先祖返りをしているのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
ポメラニアンの先祖についてでしたがまとめると、サモエドが大元の先祖でありながらスピッツを介して改良されて誕生したのがポメラニアンという事になりますね。
ポメラニアンは先祖の性格をしっかりと受け継いでおり、大型犬のような自由奔放な姿はかっこいいですが、やっぱり見た目は可愛い犬です。
暑さに弱く、飼い主から一定の距離を置きたがるのも、先祖の影響を受けているからなんですね。
どちらにしても飼いやすく、楽しい犬ですので私は大好きです。
以上、いぬさいとでした。