あなたはもしかしてゴールデンレトリバーを外飼いしようとしていませんか?
どんな犬種であっても、基本的に犬の外飼いはあまり良くないとされていますが、ゴールデンレトリバーは特に外飼いをおすすめ出来ません。
ではなぜゴールデンレトリバーが外飼いできないのか、詳しく理由を解説していきたいと思います。
もくじ
ゴールデンレトリバーの外飼いについて
大型犬を飼うということは、絶対に軽い気持ちで始めてはいけません。
ゴールデンレトリバーを飼う時も、飼い主がそれなりの準備(飼育環境)を済ませて覚悟を持った方でないと正直難しいと思います。
ましてや外飼いなんてマニュアル通りのしつけをすることさえも難しいので、たくさんの配慮が必要になります。
一昔前まではゴールデンレトリバーを外飼いするのはどの地域でも当たり前の光景でしたが、 犬の外飼いのデメリットが広く知れ渡った現代では、大型犬を外飼いする飼い主がどんどん減ってきています。
ゴールデンレトリバーを外飼いするという事は、 いろんな意味でリスクも高いですし、室内飼いのゴールデンレトリバーよりも寂しい思いをさせてしまうことになるので、 おすすめは出来ませんね。
特に初めて大型犬を飼おうと考えている方や、 犬の育て方に関してあまり正しい知識を持っていない方は絶対に外飼いはやめておいた方が良いと思います。
ゴールデンレトリバーの外飼いが駄目な理由
ここからはゴールデンレトリバーの外飼いがおすすめできない理由について、順を追って解説していきます。
暑さに弱い
ゴールデンレトリバーはダブルコートの長毛種なので、暑さに極端に弱い犬種として知られています。
元々先祖が寒い地域の出身だったこともあり、日本の夏の暑い気候ではゴールデンレトリバーはそもそも外飼いには向いていない犬だと言えます。
無理やり外飼いをするにしても、暑さ対策をとにかく万全にしないといけないので夏にゴールデンレトリバーが過ごしやすい環境を準備するのはあまり現実的でないように思います。
これが多くの人が、ゴールデンレトリバーの外飼いがおすすめできない一番の理由として挙げています。
冬も大変
ゴールデンレトリバーは夏の暑さには極端に弱いですが、冬の寒さにはある程度耐えることができます。
しかし決して冬には何の対策も必要がないという訳ではありません。
特に冬には敷地内に数センチもの雪が降り積もる様な寒い地域では、ゴールデンレトリバーを外飼いするのにもかなり配慮が必要になってくるでしょう。
室内飼いできる環境がないからと言って外飼いにしようとする飼い主の方も沢山いますが、
ゴールデンレトリバーを外飼いする際には夏と冬にそれぞれの暑さ対策寒さ対策が必要になってくるので、手間もかかりますしむしろ外飼いは室内飼いよりもハードルは高いように思えます。
よく吠える
ゴールデンレトリバーは好奇心旺盛でやんちゃな性格な為、外飼いをしていると色んな物に反応して吠えることも多いです。
住宅環境によってはゴールデンレトリバーは吠えることで近隣住民とのトラブルに発展するという可能性もあるので注意してください。
運動不足になる
ゴールデンレトリバーは大型犬なので体格も大きく、他の犬種と比べてもかなりの運動量が必要となります。
毎日散歩をすることである程度運動不足を解消することができますがサークルやケージ、犬小屋などで外飼いにしている場合、行動範囲が狭くなってしまうのでゴールデンレトリバーの運動不足になりやすくなってしまいます。
脱走の心配がない広い庭で放し飼いにできるのであれば問題はないですが、基本的にゴールデンレトリバーの運動量に見合うだけのスペースを確保するのは難しいと思われます。
しつけが難しい
ゴールデンレトリバーを外飼いするということは日常的に飼い主と顔を合わせることのできる室内飼いと比べてコミュニケーションの少なくなるということです。
つまり日常的にしつけを行うのが難しくなるので、噛み癖や無駄吠えなどを改善するのが大変になります。
犬のしつけには根気よく何度も言い聞かせる必要がある為、飼い主に従順と言われるゴールデンレトリバーでもしつけは難しくなることでしょう。
番犬にならない
犬は外飼いをすると番犬になるというメリットがありますが、 ゴールデンレトリバーに関しては性格が穏やかで人間に対して警戒心が薄いので、番犬にはそぐわない可能性が高いです。
番犬にならないということは外飼いのメリットも薄いということなのでゴールデンレトリバーは外飼いには向いていない犬種と言えます。
子犬の時期だけ室内飼いすると
人によってはゴールデンレトリバーが子犬の時期だけ室内飼いをするという方もいますがそれは絶対にやめたほうが良いと言われています。
というのも子犬の時期に室内飼いをすると、 家の中で過ごすことの幸せを知ってしまうので外に出された時により寂しい気持ちになります。
飼い主への依存度が高いほど外飼いされた時のストレスは大きくなるので心身に悪影響を与える可能性もあります。
また一度室内で飼うとゴールデンレトリバーば自分がその家の中で一番偉い存在だと勘違いする可能性もあります。
犬は家族の中で順位付けするとよく言われていますがゴールデンレトリバーのような大型犬が自分の立場が上だと認識すると、しつけができなくなるばかりか飼い主に対して噛み付くという事もあり得ます。
やはりゴールデンレトリバーを室内飼いするのであれば最後まで家の中で飼うのが一番正しい選択と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ゴールデンレトリバーはそもそも外飼いに向いていない犬種と言えますが、 外で飼える大型犬は他にも沢山いるので飼い始める前に色々と探してみるのをおすすめします。
外で飼える犬種については下の記事を参考にしてください↓
ゴールデンレトリバーが外飼いできない一番の理由はやはり夏の暑さに弱いというですね。
気温に適応できないとそれだけゴールデンレトリバーも体調を悪くする可能性が上がるので、 リスクも高くなると言えるでしょう。
以上、いぬさいとでした。